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「糸葱」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.7.26
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「葱(ねぎ)」といえば、数多くの料理に使われる食材の一つですよね。

食べない日の方が少ないかもしれないくらい、見かける機会が多いかと思います。

さて、今回ご紹介する難読漢字は、そんな「葱」が含まれる「糸葱」です。

「糸葱」の読み方!

そのまま「いとねぎ」と読むこともできますが、今回当てていただきたいのは少し変わった読み方になります。字面から想像することは、ちょっと難しいかもしれません…。

それでは、ここでヒント!

「糸葱」はみなさんもよくご存知の「葱」にとてもよく似た植物です。スーパーで「葱」と間違えて、あるいは代用として購入した方も多いのではないでしょうか。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「あさつき」「あさづき」でした!

「糸葱」について

「あさつき」は「糸葱」の他に「浅葱」と書くことができます。この機会に併せて覚えておいてくださいね。

それでは、ここから「糸葱」の詳細を見ていきましょう。辞書の記載は下記の通りとなっています。

あさ‐つき【浅葱・糸葱】
〘名〙 (「あさづき」とも)
① ユリ科の多年草。中国および日本原産。山野に生えるが、野菜としても栽培する。高さ約三〇センチメートル。形状はラッキョウに似る。地下に長卵形で、薄い紅紫色の鱗茎(りんけい)がある。葉は長さ約二〇センチメートルの細い中空の円柱状。初夏、花茎の頂に淡紫色の小花を半球形につける。葉や茎はネギの代用、鱗茎はきざんで薬味に用いる。
② 「あさつきなます(浅葱膾)」の略。
③ 植物「のびる(野蒜)」の異名。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

①は先述した通り、「葱」の代用として使われることの多い植物です。スーパーなどで見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

③はまた別の植物となっています。「韮(にら)」や「葱(ねぎ)」に似た匂いがするそうですよ。

ただ、②の「浅葱膾」はご存知ない方も多いかもしれません。こちらは「アサツキとアサリのむきみとをゆでて、酢みそであえたもの」(出典:精選版 日本国語大辞典』/小学館)だそうです。

「饅(ぬた)」とよく似ている料理ですので、味は想像しやすいのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?

「糸葱」は「あさつき」「あさづき」と読みます。

まだ「糸葱」を見たことがないという方がいらっしゃるかもしれません。

ぜひお近くのスーパーで、ご自身の目で「葱」との違いを確かめてみてくださいね!