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「石花」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.13
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今回ご紹介する難読漢字は「石花」です。

「石」なのか「花」なのか、それとも全く別のものなのか。その表記からは判断がつかないと思います。

読み方と併せて「石花」の正体もお考えください!

「石花」の読み方!

そのまま「せきか」「せっか」と読んでも正解です。ただし、「いしはな」とは読みませんよ。

残る読み方は3つです。ただ、字面からはこれ以上手がかりを見つけられないかもしれません。

お困りの方のために、ここでヒント!

3つのうち、1つは読み仮名1文字となっています。先述した「せきか」「せっか」のどれか1文字ですよ。

残る2つの読み方は、どちらも頭の文字は「せ」となっています。

「せ〇」に当てはまる1文字を、2通り考えてみてください!

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「せ」「せい」「せえ」でした!

「石花」について

「せきか」「せっか」「せ」「せい」「せえ」と読み方は分かりましたが、意味はどうでしょうか。

まだその正体までは分からないという方も多いかもしれませんね。

それでは、ここから意味の確認に移りましょう。

実は、「せ」「せい」「せえ」は、どれもとある生き物の異名・古名です。

しかし、「せっか」と「せ」「せい」「せえ」はその意味が異なります。ここでその正体を確認しておきましょう。

せっ‐か セキクヮ【石花】
〘名〙
① 貝類。特に、牡蠣(かき)のこと。
② 軽石(かるいし)のこと。
せえ【石花】
〘名〙
「かめのて(亀手)」の異名。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「軽石」はまだしも「貝類」や「亀の手」は、字面からは想像できなかった方も多いのではないでしょうか。

ちなみに「せきか」は「鍾乳石」(出典:『普及版 字通』平凡社)のことです。こちらが鍾乳洞の天井から下方に成長している一方、「水に溶けた石灰岩が天井から滴下して固まったもの」は「石筍(せきじゅん)」と呼ばれますよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

さて、「亀の手」は海岸で見られるその姿から「貝類じゃないの?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

実は「亀の手」は「貝類」ではなく「甲殻類」に分類されます。貝ではなく海老や蟹の仲間なんですよ。

ちなみに「亀の手」は「石蜐」と書くこともできます(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。この機会に併せて覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「石花」は「せきか」「せっか」「せ」「せい」「せえ」と読むことができます。

「石花」以外にも、意外な読み方をする難読漢字はまだまだたくさんあるんです。今後もご紹介させていただきますね!