季節は夏真っ盛り、暑い日が続きますね。
せめて食べ物だけでも冷たくさっぱりとしたものをいただきたくなるのではないでしょうか。氷水で締めた麺類や、旬の「魚」の刺身などが恋しくなるかもしれません。
さて、今回は上記の「魚」から「六六魚」をご紹介します。
「六六魚」の読み方!
そのまま「ろくろくぎょ」と読んでも正解です。
ただ、今回当てていただきたいのはもう一つの読み方となっています。
「これ以外になんて読むの?」とお困りになっているかもしれませんね。
それでは、ここでヒント!
実は残る読み方は「ろくろくぎょ」とかなり近いものとなっています。
「〇く〇くぎょ」の空欄に当てはまる文字を考えてみてください!
どうでしょう、答えの見当はつきましたか?
それでは、正解を発表します。
正解は「りくりくぎょ」でした!
「六六魚」について
「六」を「りく」と読むのは「六六魚」に限った話ではありません。
他にも「六書(りくしょ)」「六体(りくたい)」「六芸(りくげい)」などで「りく」と読みますよ。
さて、ここまでで読み方は分かりましたが、意味はどうでしょうか。
実はこの「六六魚」は、みなさんもよくご存知のあの「魚」のことなんです。辞書で確認してみましょう。
りくりく‐ぎょ【六六魚】
〘名〙
魚「こい(鯉)」の異名。※重訂本草綱目啓蒙(1847)四〇「鯉魚〈略〉鯉は首より尾にいたるまで鱗の数三十六あり。故に六六魚の名あり」
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
公園の池などで見ることのできる「鯉(こい)」を指していました。予想が当たっていた方はいらっしゃいますか?
また、引用にもありますが「六六魚」と呼ばれる由来はその鱗の数からです。
同じような由来から「六六鱗(ろくろくりん)」「三十六鱗(さんじゅうろくりん)」も「鯉」の異名となっています。この機会に「六六魚」と併せて覚えておいてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
「六六魚」は「ろくろくぎょ」「りくりくぎょ」と読みます。
今後も「魚」に関する難読漢字をたくさんご紹介させていただきます。次回をお楽しみに!
※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館