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「御虎子」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.16
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世界には実に多種多様な動物がいますよね。

身近な犬や猫をはじめ、動物園でしか見られないような象やライオンに「虎」など、色々なところにさまざまな動物がいます。

さて、今回ご紹介する難読漢字は、上記の「虎」が含まれる「御虎子」です。

「御虎子」の読み方!

そのまま「おんとらこ」「おこし」などと読んでも残念ながら不正解です。

「御」はそのまま「お」と読みますので、残る「虎子」をどう読むのかお考えください!

ヒントをお伝えすると、この言葉は「虎の子供」のことではありませんよ。

動物ではなく、幼い頃に使うあれのことです。

みなさんの中にも、幼い頃に使ったことのある方がきっといらっしゃるかと思います。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「おまる」でした!

「御虎子」について

「おまるってこう書くんだ!」と驚いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ちなみに「御」をつけずに「虎子」だけでも「まる」と読むことができますので、併せて覚えておいてくださいね!

さて「御虎子」には、実は3つの意味があります。1つはご存知の方も多いはず。この機会に、残る2つも確認しておきましょう!

お‐まる【御丸・御虎子】
〘名〙
① (「お」は接頭語。動詞「まる(放)」から出た語) 病人、子供の用いる持ち運びのできる便器。おかわ。
② 腰をいう女房詞。
③ (形が丸いところから) 団子をいう女房詞。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「腰」に「団子」と、およそ一般的な「おまる」のイメージからはかけ離れたものを指していました。「おまる」と言って「団子」が出てきたら驚いてしまいそうですね。

ちなみに、引用にある「女房詞(にょうぼうことば)」とは「室町初期ごろから、宮中に仕える女房が、多く衣食に関して用いた一種の隠語」のことですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「御虎子」は「おまる」と読みます。

ちなみに、現代では「おまる」にも色々な種類があり、画像検索するだけでも、使いやすいようさまざまな工夫が施されていることが分かります。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!

 

※参考文献:『デジタル大辞泉』小学館