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「梣」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.9
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今回ご紹介する難読漢字は「梣」です。

「木」に「山」「今」と、構成要素はよく目にするものの、この漢字はあまり見かけないものかもしれませんね。

なんと読むのか、ぜひお考えください!

「梣」の読み方!

簡単に「やま」「いま」などと読んでしまいたくなるかもしれませんが、それでは残念ながら不正解です。

ヒントをお伝えすると、こちらはとある植物を指しています。

春になると、葉より先に淡緑色の小花が咲くという、少し変わった特徴がありますよ。

それでは、そろそろ正解を発表します。

正解は「とねりこ」「とねりこぎ」でした!

「梣」について

「梣(とねりこ・とねりこぎ)」は観葉植物としても有名です。もしかするとご自宅で育てられている方もいらっしゃるかもしれませんね。

また、地方によっては収穫した稲を干す「稲架(はさ)」にも用いられますよ。

それでは、ここで「梣」の詳細を辞書で確認してみましょう。

とねりこ【×梣】
モクセイ科の落葉高木。本州中部以北の山地に自生。葉は長卵形の小葉からなる羽状複葉。雌雄異株で、春、葉より先に淡緑色の小花を円錐状につけ、長い翼のある実を結ぶ。田のあぜなどに稲架木として植えられ、材は家具・スキーなどに用いる。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

「梣」から取れる材は緻密で弾力があるため、引用にある家具・スキーの他にもバットやラケットの枠など運動器具に用いられます。

また、「梣」は「榛(はしばみ)」という植物の別名でもあるんです。

こちらは「とねりこ」と違いカバノキ科に属します。全く別の植物を同じ漢字で表すなんて、驚いてしまいますね!

まとめ

いかがでしたか?

「梣」は「とねりこ」や「とねりこぎ」と読みます。

実は、この植物には「たむの木」などの異名があるんです。

他にも別名や異名はありますので、興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!

 

※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館