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「栗栗」=「くりくり」?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.10
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今回ご紹介する難読漢字は「栗栗」です。

一目見て「簡単に読めそう…」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただ、これは難読漢字クイズです。そのまま「くりくり」と読むわけではありませんよ。

なんと読むのか、ぜひお考えください!

「栗栗」の読み方!

「くりくり」でないとなると、なんと読めばいいか分からないと、お困りの方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は「くり」は「栗」の訓読みです。この漢字の音読みを2度続けることで「栗栗」の読み方にたどり着けますよ。

また、同じ読み方をする言葉には「股栗」や「栗烈」などが挙げられます。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「りつりつ」でした!

「栗栗」について

「栗」は「くり」の他に「りつ」とも読みます。

先述した「股栗(こりつ)」に「栗烈(りつれつ)」と併せて覚えておいてくださいね!

さて、ここまでで読み方は分かりましたが、意味はどうでしょうか。字面からはなかなか予想がつかないという方も多いと思います。

「栗栗」をしっかりと覚えるためにも、ここで辞書を確認しておきましょう。

りつ‐りつ【慄慄・栗栗】
〘形動タリ〙
① おそれおののくさま。慄然。
② 寒さにふるえるさま。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「栗栗」は「慄慄」とも表記します。①はまさに「慄く(おののく)」という文字通りの意味ではないでしょうか。

ただ、「栗」にも「おののく」という意味があります。こちらも「慄」と同じく文字通りの意味である、と言えるかもしれませんね。

また、それだけではなく引用の通り「寒さにふるえるさま」のことも表しています。どちらか一方だけではなく、両方覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「栗栗」は「りつりつ」と読みます。

学生の方の中には、もう夏休みに入ったという人もいらっしゃるかもしれません。

宿題を忘れていて、夏休み最終日に「栗栗」としないようにしてくださいね!

 

※参考文献:『デジタル大辞泉』小学館