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「数数」は「かずかず」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.5
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今回ご紹介する難読漢字は「数数」です。

「えっ、かずかずじゃないの?」と困惑されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

もちろん「かずかず」とも読みますが、あともう2つ意外な読み方がありますよ。

なんと読むのか、ぜひお考えください!

「数数」の読み方!

「かずかず」ではないからといって「すうすう」と読むわけではありませんよ。

他にどう読めばいいのかわからないと、お困りの方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただ、そんな方でもこの言葉を使ったり、耳にしたことはあるかもしれません。

「数数目にする」や「ここで数数大会が開かれる」といったように使われるかと思います。

また、もう一つの読み方はクッキーなどのお菓子を食べるときの擬音によく似ていますよ。

それでは、そろそろ正解を発表します。

正解は「しばしば」「さくさく」でした!

「数数」について

「数」を「かず」や「すう」以外でも読めると知って、驚いた方も多いのではないでしょうか。

実はこの漢字単体でも「しばしば」と読むことができます。

なお、意味は以下の通りとなっています。

しば‐しば【屡・屡屡・数・数数】〘副〙
(副詞「しば(屡)」を重ねたもの) たびたび。しきりに。幾度も。何回となく。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

【数数】さくさく
せわしくする。また、しばしば。

出典:『普及版 字通』(平凡社)

 

同じ漢字表記である「かずかず」は「物事の数量や種類が多いこと。たくさんであること」という意味です。

見比べると微妙に意味が異なることがお分かりになるかと思います。混同しないように気をつけてくださいね!

ちなみに、「かずかず」は上記の他にとある食べ物のことも指しているとご存知でしょうか。

その食べ物とは「数の子」のことです。「数の子」は「女房詞(にょうぼうことば)」として使われていました。

ちなみに「女房詞」とは、室町時代の初期に御所などに奉仕する女房たちによって作られた語のことです。

「数数」が「数の子」のこととはあまり知られていないかもしれませんが、「女房詞」の中には今でも使われているものもあります。代表例としては「おでん(田楽)」や「おひや(水)」などがありますよ。これらが「女房詞」だったなんて、なんだか意外ですよね。

まとめ

いかがでしたか?

「数数」は「かずかず」の他に「しばしば」「さくさく」とも読みます。

今後もみなさんに「数数」見てもらえるよう、たくさんの難読漢字をご紹介させていただきますね!

 

※参考文献:『デジタル大辞泉』小学館、『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館