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「頻頻」=「ひんひん」?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.1
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今回ご紹介する難読漢字は「頻頻」です。

「頻」といえば「頻出(ひんしゅつ)」や「頻発(ひんぱつ)」という言葉で使われていますよね。

かといって、今回の「頻頻」を「ひんひん」と読むわけではありませんよ。

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「頻頻」の読み方!

「ひんひん」とは読まないとお伝えしましたが、実は正解にかなり近いものとなっています。

上記の読み方を少し変えるだけで答えにたどり着けるんですよ。

ちなみに、正解は複数あります。「頻」の別の読み方をご存知の方であれば簡単に答えられるかもしれませんよ。

「頻りに」という表現に、見覚えはありませんか?

それでは、そろそろ正解を発表させていただきます。

正解は「ひんぴん」「しきしき」「しくしく」でした!

「頻頻」について

先ほど触れた「頻りに」は「しきりに」と読みます。漢字表記は知らなくても、この言葉自体は使ったことのある方も多いのではないでしょうか。

さて、それでは意味の確認に移りましょう。読み方を考えている間に、なんとなく推測できた方もいらっしゃるかと思います。その推測が合っているのか、辞書を見てみましょう。

しき‐しき【頻頻】
[1] 〘副〙 しきりであるさま、しばしばであるさまを表わす語。しくしく。
[2] 〘形動〙 (一)に同じ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

どうでしょう、予想は当たっていましたか?「頻」自体から、もしくはこの漢字が使われているほかの言葉から推測できそうな意味でしたね。

ちなみに「ひんぴん」も「しきしき」とほとんど同じ意味となっています。併せて覚えておいてくださいね!

また、残った「しくしく」ですが、こちらは泣いている様子のことではなく、あくまで「ひんぴん」や「しきしき」と同じ意味の言葉です。

ただ、それに加え「十分に行き届くさまを表わす語」や「嬉しさにこらえきれないで、しきりに心のふるえるさまを表わす語」も表します。これらの意味は上記の2つにはありませんので、混同しないように気をつけてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「頻頻」は「ひんぴん」「しきしき」「しくしく」と読みます。

これからも「頻頻」に読んでいただけるよう、たくさんの難読漢字をご紹介させていただきますね!

 

※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館