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イタリアンとフレンチの違いは? "いい女"の教養を身につけよう

  • 2022.5.22
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外見の美しさは、2番目でいい。

これは、人を惹きつけ、大切にされる能力である"色気"がある女性の条件を聞かれたときに、私がいつも答えている言葉です。

こう語るのは、「いい女」になるための言葉をTwitterで発信し、27.4万のフォロワー(2022年5月20日現在)をもついい女.botさん。では、いい女.botさんの考える"色気"に必要なものとは何か。それは、"知性"だ。

知性を持った女性は、懐が深く、媚びず、安心感を覚えさせます。
しかも知性は、一生磨きつづけられるのです。
これは、生まれつきの美人を超えることができる唯一のツールです。

いい女.botさんの著書『色気は知性 読むだけで「いい女」になれる36の教養』(サンマーク出版)は、知性ある女性になるために最低限知っておきたい教養をまとめた一冊。いわば「いい女になるための教養本」だ。食、ワイン、クラシック音楽、西洋絵画、文学の5分野にわたって、女性を輝かせる知識の数々が紹介されている。本書の中から、「食」にまつわる教養を一つご紹介しよう。

あなたは、イタリアンとフレンチの違いを説明できるだろうか。「パスタとピザのほうがイタリアンで、そうでないのがフレンチ」くらいに理解している方が多いかもしれない。

いい女.botさんいわく、イタリアンとフレンチの違いは、それぞれの国の風土やルーツから理解すると面白いのだそうだ。詳しく見てみよう。

イタリアは多くの土地が海に面しているため、新鮮な魚介類がたくさんとれる。そのため、新鮮な食材が腐らないうちにすぐ調理するスタイルが根付いた(カルパッチョ、海の幸のパスタなど)。また国土が南北に長いため、地域によっても料理の特色がある。中~南部ではオリーブ栽培が盛んで、オリーブオイル+トマトの料理(カプレーゼ、トマト系のピザなど)が発展した。北部は酪農が盛んで、バターやクリームなどの煮込み料理が多い。

一方フランスは、イタリアに比べて気候が涼しく、とれる食材が限られる。限られた食材をさまざまなバリエーションで楽しめるように食文化が発展し、世界有数の美食の国となった。なかでも特徴的なのがチーズのバリエーションだ。フランスではトマトやバジルのような作物は育ちづらいが、その分酪農に適した気候だ。牛乳からさまざまな種類のチーズが作られ、フランス料理に欠かせない食材となった。またぶどうも痩せた土地でよく育つため、ワイン作りも盛んだ。

このように、それぞれの国の風土から知ると違いがよく見えてくる。これはイタリアンとフレンチに限らない。各国の土地柄に思いをはせると、何げない食事にも奥行きが生まれる。「各国の料理の違いがわかる女性」、知的で素敵ではないだろうか。

ちなみに、パスタを食べるときにフォークとスプーンを使う人も多いと思うが、イタリアではスプーンを使うのは子どもだけだそうだ。フォークだけで美しく食べるには、パスタを3~4本取り、お皿の余白でフォークを垂直に立てて巻くとよい。ポイントは一口サイズに巻くこと。美しい食べ方も「いい女」への第一歩だ。

■いい女.bot(いいおんなぼっと)さんプロフィール
作家。学業と並行して心理学の資格を取得し、ビジネス書作家の付き人として活動。そこで得た学びをもとに、2012年5月より「いい女になるための心に刺さる一言」をテーマにTwitter内で作家活動を開始。27万人のフォロワーに女性として賢く、深く、感動できる人生を歩むための言葉を発信し、話題に。10代から50代までの幅広い年齢層の女性から支持を受けている。自身も女性として常に輝きつづけるために、海外旅行で本場の芸術に触れ、さまざまな習い事や体験を通して教養を深める日々を送っている。10万部のベストセラーとなった『いい女.book』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)をはじめ、著書多数。

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