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エヴァ・ロンゴリアがカンヌで初めて着たドレス、38ユーロだった!?

  • 2022.5.21

ヒット作「デスパレートな妻たち」で一躍有名になった女優、エヴァ・ロンゴリア。17回目のカンヌ国際映画祭への参加を記念して、初めてカンヌのメインストリート、クロワゼット通りに立ったときの意外なエピソードを明かした。

カンヌ国際映画祭で38ユーロ(約5220円)のドレスを着たエヴァ・ロンゴリア。(2005年5月13日、カンヌ)photography: Abaca

遡ること17年前、2005年5月13日。この日エヴァ・ロンゴリアは、アトム・エゴヤン監督の映画『秘密のかけら』の舞台挨拶に招待された。クロワゼット通りには、ケビン・ベーコン、コリン・ファース、カナダ人女優レイチェル・ブランチャードらが登場。大女優ソフィー・マルソーもその場に登場したが、片方の胸が露わになってしまったことが大きな話題を呼んだ。

そこにはフランスのテレビ・映画界のスターたちに並んで、金色のドレスを着たアメリカの新人女優がいた。映画界で最も有名なレッドカーペットでは、すでに名を馳せている存在だ。

背中が大きく開いたプチプラドレス

彼女こそが、大ヒット番組「デスパレートな妻たち」のシーズン1に出演したエヴァ・ロンゴリア。カンヌ、クロワゼット通りに初めて立った日のことだった。当時は30代。ガブリエル・ソリス役を演じた健康的でフレッシュな彼女は、カンヌ国際映画祭がどれほど重要なものであるか知らなかったと告白している。

雑誌ピープルのインタビューで、エヴァは「カンヌが何なのか、まったく知らなかったの」と語った。カンヌ映画祭で着るドレスを、ロサンゼルスにあるメルローズ・アベニューでわずか38ユーロという値段で購入したというのだ。

晴れの舞台に選んだのは、プチプラドレスだった。(2005年5月13日、カンヌ)photography: Abaca

そのドレスは金色のロング丈で、一部がほつれており、背中は映画『Le Grand Blond avec une chaussure noire(ノッポで金髪で黒い靴を履いた男)』の女優ミレイユ・ダルクのように大きく開いていた。わずか38ユーロで購入したきらびやかなドレスだったが、多くの人が真似た。ロレアル・パリのプレス担当者はエヴァ・ロンゴリアにこう尋ねた。「君は誰のドレスを着ているの?(ドレスのデザイナーは誰?)」。エヴァは返答に困り、こう言ったという。「どういう意味かしら? これは私のものよ」。華やかなガブリエル・ソリス役を演じた彼女にぴったりの、ユーモア溢れる答えだ。

「大切なのはドレスよりも、女性そのもの」

エヴァ・ロンゴリアは当時のことを回想し、次のように述べた。「重要なのはドレスではなくて、ドレスを着ている女性のほうだわ。みんながそのドレスを気に入ってくれていたし、私はメルローズで見つけただけって感じだった」。

こんなエピソードを知ると、2005年のドレス姿が、一層素敵に見えてくる。

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