【那須塩原市】山間に鯉のぼりはためく「板室温泉」

こんにちは。2022年に新しく地域特派員になったモネです。夫の転勤で栃木県に来て〇〇年、栃木県の美しい自然やおいしい食べ物をお伝えしていきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

栃木県に引っ越して来た最初の５月、県内あちこちの農家の敷地に数十匹の鯉のぼりがはためくのを見て感動しました。子どもの誕生と元気な成長を願う家族の喜びに溢れていますね。

そんな鯉のぼりも子どもの成長とともに飾らなくなることが多いのですが、栃木県北部の古い温泉郷、板室温泉では、４月中旬から風薫る５月末まで温泉街を流れる那珂川に鯉のぼりがはためきます。

元気な鯉のぼりのなかには、紐を振り切って那珂川に飛び込むものもいるそうで、ところどころ抜けているのは、元気な鯉のぼりが川へ飛び込んだ跡なんですって。

板室温泉は栃木県北部を流れる那珂川の上流の山間にあり、古くから湯治場として有名です。無色透明でアルカリ性の板室温泉のお湯は「杖いらずのお湯」と言われています。杖をついて湯治療に来た人が杖をつかずに帰って行くからだそうです。

板室温泉には、宿泊しなくても日帰り利用ができる温泉旅館が複数あります。また公共の温泉施設「板室健康のゆグリーングリーン」では日帰り温泉が気軽に楽しめます。

「板室健康のゆグリーングリーン」は板室街道沿いの看板を目印に那珂川沿いに入ってすぐ。施設用の大きな駐車場がありますが、板室温泉街の市営駐車場に車を停め、那珂川にかかる橋を渡っても行けます。

少し上流にはちょっと揺れる吊り橋がかかっていて、おっかなびっくり子供たちが渡る様子が見えました。吊り橋を渡ったり、河原に降りて散策したりも楽しそう。

新緑が美しい山間の板室温泉へのお出かけはいかがでしょうか。

■板室温泉栃木県那須塩原市板室８５６