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毎朝2分のヘアアイロン術!2STEPでできる簡単ニュアンス巻き

  • 2022.5.18
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ヘアアイロン術に難しい技術はいらない

ヘアアイロンでばっちりヘアスタイルを決めて1日を始めたい。だけどヘアアイロンは意外と扱いが難しくて使いこなせないし、朝は時間もない……。そんな人たちに向けて、簡単&時短なヘアアイロン術を教えてくれたのは、表参道にあるヘアサロン「aole」の代表であり、現役トップスタイリストのAYAMARさんです。

紹介するのは、AYAMARさんがお客様に長年教える中でほとんどの人が失敗しなかったという簡単テクニック。ヘアアイロンのアレンジの基本準備や、上手に使いこなすための心構えと一緒にお届けします。

ヘアアイロンは最強の時短美容アイテム

平日の朝の身支度といえば時間の制約があるもの。ヘアアイロンの良いところは、そこまで時間をかけなくとも、見た目の印象を操作できるところだとAYAMARさんはいいます。

「毛先をワンカールするだけでも、ヘアスタイルに動きが出ますし、それだけで印象は変わります。ぱっと見で“ちゃんとヘアセットしている”というイメージを与えることで、清潔感がある人に見られます」

髪の毛に「ツヤ」が出るのもポイント
ヘアアイロンの熱が髪の毛のキューティクルを整えることで、髪の毛に「ツヤ」が出るのもポイント

かわいくなりたいけど、アレコレ忙しい!という人にこそ、ぜひヘアアイロンを使ってほしいというAYAMARさん。シンプルな洋服なのに髪型が今っぽいだけで、すごくおしゃれに見えることはよく聞く話ですが、ここ数年トレンドのふんわりとしたニュアンスヘアは、そこまでつくり込む必要なし。要は“手っ取り早い”のです。

「三つ編みなどを駆使して、何時間もかけてつくったヘアアレンジも素敵ですが、3分で巻いたワンカールの方が万人受けした!というのはヘアアレンジ“あるある”です。ヘアアイロンを使いこなせればおしゃれの幅は広がりますが、少し使えるだけでも十分。ヘアアイロンは最強の時短美容アイテムなんです」

失敗しにくい!巻き髪アレンジ2つ

どんなに不器用な人でも大丈夫。2STEPでできる簡単巻き髪アレンジを紹介します。一度やれば覚えられて、すぐに身につくものであれば、毎朝の習慣にしやすいはず。今回はストレートアイロンとカールアイロン、それぞれを使ったアレンジを教えていただきました。

1. 流し前髪
【STEP1】毛先部分をストレートアイロンではさみ、カーブを描くように手を内巻きに半回転
【STEP2】そのまままっすぐ横に(床と並行になるように)引いて髪の毛を通す
※STEP1と2は手を止めず流れ作業で行う

流し前髪
イメージは招き猫のようなイメージで、手を半回転させてヘアアイロンを床と並行に真横に引くのがポイント。動きを止めると変な跡がついてしまうので注意してください

仕上げにヘアバームを少しだけつけて、束感を出して完成。長時間キープさせたいときは、さらにヘアスプレーをつけましょう。

流し前髪完成
少しくらい失敗しても、ストレートアイロンでまっすぐに修正してから再チャレンジできます。それでもクセが直らない場合は水で濡らしてドライヤーで乾かしましょう

2.全体ゆる巻き
【STEP1】髪全体を4つにブロッキングする
【STEP2】カールアイロンでひと束ずつ巻いていく

全体ゆる巻き
巻き終わった後、仕上げに毛束をほぐすようにヘアオイルをなじませて完成

「髪の毛を4つに分けて、ひと束ずつ巻いていけばOKというシンプル巻き。写真では4束とも“内巻きに1回転半”にしていますが、外巻きでもいいですし、ミックスでもOK。また巻き具合もワンカールでも、根本までしっかり巻いても、また違った雰囲気を出せると思います。そのときの気分に合わせて調整してみてください」

全体ゆる巻き完成
使用したのは26mmのカールアイロン。太さのおすすめは、26mmか32mm。より初心者向けなのは32mm。髪の毛に跡がつきにくいと感じている人は26mmが使いやすいかもしれません

目安の時間は流し前髪2分、全体ゆる巻き2分(ブロッキングした後から)。カールアイロンとストレートアイロンを両方持っているなら、ふたつ合わせるのもおすすめ。それでも合計5分以内で完了します。「もしかしたら、最初はこれ以上に時間がかかるかもしれませんが、すぐに慣れてくると思うのでまずは一回チャレンジしてみてくださいね」

意外とみんなやってない?ヘアアイロン前の下準備

いきなりヘアアイロンで髪の毛を巻き始めるのはご法度。「きちんと準備しないと仕上がりがイマイチになってしまうので、これだけはやってください」とAYAMARさん。教えてくれたのは「ブラッシング」と「アイロンスルー」と「ヘアオイルをつける」の3つです。

ヘアアイロン前の下準備
AYAMARさんが愛用しているヘアブラシ(デンマン D38 パワーパドル ブラック)、ヘアオイル(ナプラ N. ポリッシュオイル)、ストレートアイロン(リファビューテック ストレートアイロン)。「ナプラ N. ポリッシュオイルはスタイリング後にも活躍するオイル。重みがあるタイプなので、準備に使うときは少量使うようにしましょう」

【準備1】ブラッシング
「髪の毛がボサボサだときれいに仕上がらないですし、その後のアレンジもしにくくなってしまいます。とかし方のコツは、根元から毛先までを一気にやろうとしないこと。毛先→中間→根元の順に下から少しずつ絡まりをといていくようにブラッシングしましょう」

【準備2】ヘアオイル
「ヘアアイロン前に、ヘアオイルをつけることで髪の毛の乾燥を防ぎ、持ちを良くすることができます。また髪の毛どうしの摩擦をなくして保護する役割もあるので、傷み対策にもなります。ただし、仕上げにオイルやヘアスプレーを使うので、準備段階はなるべく少量で調整しましょう」

【準備3】アイロンスルー
「アイロンスルーとは、ヘアアイロンで髪を挟んで軽く下にスライドさせることです。キューティクルが整ってツヤが出るので、きれいに仕上げることができます。ストレートアイロンでも、カールアイロンでもどちらを使ってもOKです」

アイロンスルー
「ブラッシングと、スタイリング剤としてヘアオイルをつけることは、ヘアアイロン前にかぎらず、ヘアアレンジをする前に必ず行ってほしい準備です。まとめ髪がしやすくなったり、毛束をきれいに引き出しやすかったり、髪の毛が扱いやすくなります」

ヘアアイロンを上手に使いこなすために大事なこと

おしゃれやキレイの幅が一気に広がるヘアアイロン。しかし、サロンのお客様やYouTubeのユーザーさんからは「うまくできません!」という声も数多く聞くそうです。しかし「うまくなるためには、毎日少しずつ続けていくこと。それしかありません」とAYAMARさんはいいます。

ヘアアイロンを上手に使いこなすために大事なこと
髪の巻き方やヘアケアの仕方は専門学校などにいかないかぎり、一般の人は学校では習いません。でもだからこそ、勉強を教えてくれるようにヘアケアの先生がいたらいいのでは?と始めたのが、YouTube「AYAMAR美ヘアチャンネル」。ユーザーの髪にまつわる疑問や悩みに真摯に向き合いながら発信を続けているそうです

慣れてくると、少し凝った巻き方やヘアアイロンを使ったアレンジへのモチベーションも上がるというAYAMARさん。「今日はめんどくさい……」と感じていたものが、当たり前になり、ついには「ちゃんとヘアセットしないと、落ち着かない!」というくらい習慣化してしまうもの。さらにはアレンジ自体が楽しくなったらもうけものです。ヘアアイロンから始めるキレイの習慣をぜひ、試してみてください。

PROFILE
AYAMAR

美容師・動画クリエイター

1995年生まれ。表参道にある美容室「aole(アオレ)」代表、現役のトップスタイリストであり、モデルやインフルエンサーなどからも支持を得ている。美髪をつくるための情報を発信しているYouTubeの「AYAMAR美ヘアチャンネル」は登録者数70万人突破。2021年11月に初の著書『1分ヘア革命』を発売。

Instagram:https://www.instagram.com/ayamarjr.s/

CREDIT

撮影/藤本孝之 構成・取材・文/坂本アヤノ

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