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「鱘魚」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.30
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様々な調理方法でおいしくいただける「魚」は、食卓に上がる機会も多いですよね。「鮭(さけ)」や「鯖(さば)」、「鯵(あじ)」など種類も豊富なので、毎日食べても飽きないほど!

そこで今回は、そんな「魚」の1つである「鱘魚」をご紹介します。今回は、かなりの難問ですよ…!

さて、いったいなんと読むかわかりますか?

「鱘魚」の読み方!

「鱘」の右側は、「尋」という漢字によく似ていますよね。

こちらは「尋ねる(たずねる)」や「じん」と読みますが、残念ながら「鱘魚」の読み方はこのどちらとも違います。

ちなみに、今回は「魚」もかなり意外な読み方をするんですよ。少なくとも「さかな」や「ぎょ」「うお」なんて、一般的なものではありません!

それでは、正解を発表する前にの別表記をご紹介します。

それは、こちらの「蝶鮫」です。「蝶」「と「鮫」、これらの読み方がわかれば、きっと正解にたどり着けるはずですよ。

それでは、とっても気になる正解を発表します。

正解は「ちょうざめ」でした!

「鱘魚」について

「鯨(くじら)」や「海豚(いるか)」と異なり、「鮫(さめ)」はたしかに「魚」の仲間です。でも、だからと言って「鱘魚」の読み方が「ちょうざめ」であるなんて…。初見ではなかなか当てられませんよね。

さて、「鱘魚」の卵は、世界三大珍味の1つである「キャビア」になることで有名です。しかし、この「魚」自体について、詳しく知っている方はなかなかいないと思います。

この機会に、しっかり確認しておきましょう!

〘名〙
① チョウザメ目チョウザメ科の魚。全長一・五メートルに達する。体は円柱状で吻(ふん)が突き出る。体色は青灰色で、腹面は淡い。体表に菱形の大きな硬鱗(こうりん)が縦に五列並ぶ。口は吻の下面につき、四本の口ひげは泥中の動物を探すのに用いる。日本海および北日本以北の北太平洋海域に分布。四~五月ごろ産卵のため河川をのぼり、秋に下る。かつては、北海道の石狩川や天塩川にものぼったが近年はほとんどみられない。カナダ、ロシアに近縁種が多い。外形はサメに似ているが硬骨魚類に含まれ、軟骨魚類のサメ・エイ類とは全く異なる動物群である。チョウザメ類の肉は食用として美味。また、卵巣を塩蔵したものはキャビアといい珍重される。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「キャビア」が有名ですが、実は「鱘魚」自体もおいしいみたい! スーパーではなかなかお目にかからないですが、いったいどのような味なのでしょうか。とても気になりますよね…!

なお「鱘魚」には、ほかに2つの意味があります。

② 魚「しゅもくざめ(撞木鮫)」の異名。
③ ①の皮を研ぎ出して刀の鞘に用いたもの。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

その独特なビジュアルでおなじみの「撞木鮫(しゅもくざめ)」の異名であり、なおかつ皮を加工して作る刀の鞘も「鱘魚」と呼ぶそうです。併せて覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「鱘魚」は「ちょうざめ」と読みます。

「キャビア」だけでなく、ぜひこちらも食べてみてくださいね!