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「山何首烏」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.5
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「花鳥風月(かちょうふうげつ)」や「春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)」など、簡単な漢字が4つ並んでできた言葉ってありますよね。

上記の2つはどちらも簡単に読めますが、今回ご紹介する「山何首烏」はちょっと難しいかもしれません。いったいなんと読むかわかりますか?

「山何首烏」の読み方!

「山」も「何」も「首」も「烏」も、それぞれは簡単に読むことができますよね。

なお1点だけご注意を。4文字目は「鳥」ではなく「烏」です。よ〜く見ると、1本だけ線が少ないですよね。

当てずっぽうで「やまなにくびからす」と読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろん不正解。読み仮名は、小文字を含めて6文字になります。

もっとも難易度が高いのは、「何」をなんと読むかかもしれません。実は、今回この漢字の読み仮名は1文字になります。

そろそろ読み方はわかりましたか…?

それでは、正解を発表します。

正解は「やまかしゅう」または「やまがしゅう」でした!

「山何首烏」について

「何」を「か」と読むなんて…と、驚いた方もいらっしゃるかもしれませんね。

「山」はそのまま「やま」、「首」は「首長(しゅちょう)」や「首足(しゅそく)」などの「しゅ」、「烏」は「烏龍茶(うーろんちゃ)」の「う」でした。

「烏」が最後になっていることから、鳥の1種と思われた方もいらっしゃると思います。はたして、気になるその正体はなんでしょうか?

〘名〙 ユリ科のつる植物。本州、四国、九州の山地に生える。茎にかぎ状のとげがある。葉は有柄で一対の巻きひげをもち、葉身は長さ三~五センチメートルの卵円形。晩春、葉腋に緑白色の小さな六弁花を数個ずつつける。果実は六ミリメートルくらいの球形で黒熟する。さいこくばら。さいかちばら。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

なんと植物の1種でした! 字面からはちょっと想像できないですよね。

ちなみに「さいこくばら」と「さいかちばら」は「山何首烏」の異名で、前者は漢字で「西国茨」と書きます。「茎にかぎ状のとげがある」特徴は、まさしく「薔薇(ばら)」を連想させますよね。

まとめ

いかがでしたか?

「山何首烏」は「やまかしゅう」または「やまがしゅう」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人も教えてあげてくださいね!