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「蕺」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.7.19
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草冠の漢字には「茨(いばら)」や「葵(あおい)」、そして「花(はな)」など様々なものがありますよね。みなさんは、いくつご存知ですか?

さて今回は、その中でもとりわけ読むのも書くのも難しい「蕺」をピックアップ。はたして、正しく読むことはできるでしょうか…?

「蕺」の読み方!

今回は難易度がとても高いので、早速ヒントをお伝えします!

草冠がついていることからもわかるように、こちらはとある植物を表す漢字です。

ハートのような形をした葉を持っていて、とてもかわいらしいのですが、ちょっと独特な香りがします。学校の校庭に生えていることも多いので、かいだことのある方もいらっしゃるかもしれません。

ここまでくると、なんとなくピンときた方もいらっしゃると思います。

それでは、最後のヒント! こちらの読み仮名は4文字です。そして、頭文字は「ど」になります。

これでもうわかりましたよね?

そう、正解は「どくだみ」でした!

「蕺」について

有名な植物なので、「どくだみ」という名前を知っていた方も多いはず。しかし、漢字で「蕺」と書くなんて驚かれたのではないでしょうか。なお「蕺菜」と書くこともできますよ。

さて、それでは「蕺」とはどのような植物なのか。この機会に調べてみましょう!

〘名〙 ドクダミ科の多年草。各地に普通に見られる。高さ一五~四〇センチメートル。根茎は白色で長く地中をはい、盛んに枝分かれしてふえる。茎・葉ともに強い悪臭があり赤紫色を帯びる。葉は柄をもち卵状心臓形でやわらかく長さ約五センチメートル。(中略)全草を乾燥し、煎じたものは駆虫・利尿・痔疾(じしつ)薬に用い、生葉の汁を虫さされや疥癬(かいせん)につける。漢名、蕺・蕺菜。じゅうやく。どくだめ。《季・夏》 

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

名前に「どく」が含まれていますが「毒」はなく、むしろ薬の原料になるんだそう。

また、実はお茶にして飲むこともできます。意外に思われるかもしれませんが、みなさんの中にも「蕺」を使ったお茶を飲んだことがいるはずですよ。

「蕺」について

いかがでしたか?

「蕺」は「どくだみ」と読みます。

身近な植物が、このように難しい漢字で表記する場合もありますよ。気になった方は、ぜひ調べてみてくださいね!