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お酒を飲まない「ドライデート」が欧米で人気の理由

  • 2022.5.6
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お酒なしでデートはいかが? 無理にとは言わないけれど、欧米では“ドライデート”が流行中。お酒を飲まないシングルの人にとってはよいことだらけ。何しろドライデートでは、初対面の人と最初から有意義な関係が築けるようになってしまうそう。オーストラリア版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。

私たちには、仕事を終えた瞬間にワインを注ぐ癖があった。でも、パンデミックで完全に精気を失い、自分の健康状態や習慣を見直さざるを得なくなった。その結果、飲酒量に気を配り、シラフのままでソーシャルライフを楽しむ人が増えてきた。そして、この“ソバーキュリアス(あえてお酒を飲まない生き方)”のトレンドがデートシーンにも拡大し、“ドライデート”たるものが生まれた。

そのメリットは言うまでもなく、デートの内容を覚えていられること。お酒なしなら二日酔いにならずに済むし、変にイチャつかなくていい。お酒の力を借りることなく有意義な会話を楽しみ、体以外のつながりや相性をチェックできるから、本気でアクションを起こす前に自分の気持ちを確かめられる。

こんなピュアな方法でロマンスの可能性は探れない? そんなことは決してないし、ありきたりなデート(混んでいる上にうるさくて真っ暗なクラブやバー)を繰り返すこともなくなる。バーがないならブランチしかないなんて誰も言っていない。ハイキング、アートギャラリー、料理教室など、オプションは無限にある。メルボルンやシドニーには、モクテル(イギリスを発祥としたノンアルコールのカクテルの総称)を提供するソバーバー(シラフバー)も急増中。雰囲気がよいし、飲まなきゃいけないというプレッシャーも感じない。

いくつかのマッチングアプリには、ソバーな人を選ぶためのフィルター機能が付いている。ごく最近デビューした『Hello Tiger』は、アプリ上でメッセージのやり取りする前に、ビデオ通話でユーザー同士をつなげるという点でユニーク。これなら相性はもちろんのこと、相手の写真がホンモノかも一瞬で確認できる。スワイプ機能が付いていないので、適当な会話やうわべだけの関係も生じにくい。

ドライデートでは、お互いに最初から本当の自分でいられる。だから、自信を持ってリアルな関係が築けるし、飲まなきゃよかったと後悔することもない。それに、肌ツヤがよく、思考明晰で元気いっぱいの自分を見せれば、間違いなく恋愛が加速する。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Megan Luscombe Translation: Ai Igamoto

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