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イラっときた時の最強フレーズは、超有名なあの一節。

  • 2022.5.2
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一流選手や第一線で活躍を続ける人が、プレッシャーに押しつぶされず平常心でパフォーマンスが続けられるのはなぜだろうか。

大谷翔平選手や藤井聡太さんの「気分に支配されない呼吸の整え方」や、宇多田ヒカルさんやYOASOBIに学ぶ「呼吸を操る技術とセンス」など、40年に及ぶ「呼吸法」の研究成果を公開した、齋藤孝先生の『呼吸がすべてを整える』(リベラル社)が発売された。

外出時にはマスクをすることが当たり前となったが、そのマスクが呼吸を浅くしていると、齋藤先生は指摘する。呼吸が浅くなると、体内に十分な酸素が取り込めず、集中力は持続せず、メンタルにも支障をきたし、心身ともに体調を崩しやすくなるという。

ストレスに囲まれ、活気がない、元気がない、覇気がない。そんな現代人に今求められているのが、臍下丹田(せいかたんでん)を意識した深くて力強い呼吸法なのです。

学生時代から呼吸に関心を持ち、大学院では研究テーマにしていた齋藤先生は、スポーツと教育学に熱中するうちに「精神は身体が基盤」だと思い至ったのだという。

前向きでブレない心は、どっしりした身体に宿る。身体が整ってこそ学びの精神も整う。つまり身体と精神はセットであり、その両者を結びつけているものこそが「呼吸」なのだ。

心と身体と思考は、呼吸を軸にして深く結びついているのだという。呼吸とは、「心と身体と思考の在り方を整え、他者との関係性をも左右する生き方の基盤」だとしている。

1) 呼吸で「自分」を整える_気分に支配されない平常心をコントロールする
2) 呼吸で「身体」を整える_自律神経のみだれもコントロールする
3) 呼吸で「人間関係」を整える_コミュ力を高めて会話上手になる
4) 呼吸で「行動」を整える_日常の幸福感を倍増させる
5) 呼吸で「生き方」を整える_リラックスした深い呼吸を身につける

本書ではストレスの多い現代社会を逞しく生き抜くための呼吸法をたっぷりとご紹介。どんな場面においても自分であることを見失わないように呼吸法を活用しよう。

不安に飲み込まれそうな時は「勇気の呼吸」

不安や迷いで落ち着かないときは、「勇気の呼吸」で覚悟が決まる。

怒りに振り回されそうになったら

イラッときたら最強フレーズで心のザワつきを鎮めよう。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。ま、いっか」を唱えると、ネガティブ感情を瞬時に切り替え、立て直すことができる。

感情のコントロールをしたいときは

自分の呼吸を見つめることで、感情のザワつきをモニタリングしよう。自分の呼吸に意識を向けることで感情の状態を把握できる。

コミュニケーション能力UPのために

「人間関係が良くなる」テンションを合わせる呼吸をうまく使おう。相手の感情に寄り添ってテンションを調整すると、相手も気持ち良く話してくれる。

そのほか気になるトピックは下記の通りである。

・大谷翔平、藤井聡太に学ぶ「気分に支配されない呼吸の整え方」
・受験合格率を高める『鬼滅の刃』全集中の呼吸に学ぶ
・子どもの集中力がアップ「ひと息音読」のススメ
・「最強の脳トレ」音読は記憶力を鍛える
・スマホばかり見ていると呼吸は浅くなる
・自律神経のみだれも呼吸でコントロールできる
・IKKOさんに学ぶ「ご機嫌な息づかい」
・「流れを止めず」に会話に割り込むワザ
・「一体感に包まれる」オンラインでの会話のルール
・安住紳一郎アナウンサーに学ぶ「場の空気」の読み方
・「人間関係で疲れない」ストレスフリーな習慣
・宇多田ヒカル、YOASOBIに学ぶ、呼吸を操る技術とセンス
・「集中力が高まる」ワントラックリピート
・落語のマクラに学ぶ「誰とでも息の合う」話し方
・「冷えたビール」と「サ道」で気持ちよさも幸福も倍増
・アスリートの呼吸に意識を向けると、スポーツはもっとおもしろい
・マインドフルネスの源流、「禅マインド」に立ち返る・・・など

■齋藤孝さんプロフィール

1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー作家、文化人として多くのメディアに登場。主な著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)、『大人の語彙力大全』(KADOKAWA)、『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、『知的な話し方が身につく 教養としての日本語』(リベラル社)など多数。著書発行部数は1,000万部を超える。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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