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銀行員は見た!クレジットカードを落としたときの絶対NG行為3選

  • 2022.5.1

クレジットカードはとても便利ですが、うっかり落とすと不正利用の被害に遭う恐れも。特にこれから紹介する3つのNG行為をやってしまうと、そのリスクが高くなるので注意が必要です。

■NG行為1:カード会社にすぐ連絡しない

クレジットカードを落としたときにカード会社にすぐ連絡しない人がいます。それはもっともやってはいけない行為。その理由は2つあります。

●1 カードを拾った人に不正利用されるリスクが上がる

カード会社に連絡するまでの期間が長くなるほど、カードを拾った人に不正利用されるリスクが高くなります。

●2 一定期間を過ぎると不正利用被害の補償を受けられなくなる

紛失・盗難を届け出た日からさかのぼって60日までであれば、原則としてカード会社が被害額を補償してくれます。

しかし、それ以前の被害については補償されないため、カード会社への連絡が遅れるほど大金を失うリスクが高まります。

クレジットカードを落としたらすぐカード会社の紛失・盗難専用窓口に連絡しましょう。その場で利用停止やカード再発行の手続きができ、不正利用を未然に防げる可能性が高くなります。

■NG行為2:警察に連絡しない

クレジットカードを落としたときに警察に連絡しないのもNGです。

先述した通り、カード会社は一定の条件を満たすと不正利用の被害額を補償しますが、補償を受けるためには警察に「遺失届」を出すことが必要です。そのために警察に連絡する必要があります。

警察に連絡すると、紛失日時や場所(場所がわからない場合は「〇〇周辺」などでよい)、紛失時の状況などについて聞かれた上で、遺失届を提出する流れとなります。

クレジットカードを落としたら、必ずカード会社と警察の両方に連絡して必要な手続きを行いましょう。

■NG行為3:利用明細やカード会社からの重要なメールを確認しない

クレジットカードの利用明細を確認しないのもNGです。不正利用に気づくのが遅れてしまいます。結果としてカード会社への連絡も遅れ、被害額の補償期間を過ぎてしまうでしょう。

また、「クレジットカードの利用速報」「カード利用一時停止のお知らせ」など、カード会社からの重要なメールが届いた場合も放置はNGです。特に後者はすぐカード会社に連絡して詳細を確認する必要があります。

ただ、その手のメールには犯罪目的の偽メールも多くあるため、うかつにメールを開いたり、文面のリンクにアクセスしたりするのは危険です。

カード会社に連絡する際は公式サイトなどで連絡先を確認し、そこから連絡を入れることをおすすめします。

■クレジットカードを落としたときの被害を最小限に抑えるために

・すぐにカード会社に連絡して利用停止や再発行の手続きを行う
・すぐ警察に連絡して「遺失届」を出す
・カード会社からのメールはすぐに確認する

以上のことを常日頃から意識していれば、万が一クレジットカードを落としても冷静に対処できます。不正利用の被害を最小限に抑えるためにも、ぜひこれらを心がけましょう。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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