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座長達の個性を知ると面白い!吉本新喜劇の魅力を芸人・すっちーが解説

  • 2022.4.28
芸人・小籔千豊、川畑泰史、すっちー、酒井藍

教えてくれた人:すっちー(お笑い芸人)

お気に入りの座長を見つける。

「関西圏ですら小学生やファミリー層向けのものというイメージが根強いので、関東圏で『BRUTUS』を読むような世代には“食わず嫌い”されても当然だと思います」。

吉本新喜劇についてそう語るのは、同劇団の座長の一人を務めるすっちーさんだ。

「だけど、今僕らは新喜劇らしい“いい意味でコテコテの笑い”を守りつつ、20代、30代も楽しめる攻めたノリも混ぜているのでぜひ観てほしいです。最近はテレビやAmazonプライム・ビデオで、過去回も含めて簡単に観られますので。

現在、座長は小籔千豊さん、川畑泰史さん、史上初の女性座長である酒井藍ちゃん、そして僕の4人。それぞれのエッセンスを交えつつ作っているので、過去回を遡ってお気に入りの座長を見つけ、まずはその人の公演を集中的に観るのもいいかもしれません」。

かくして新喜劇の魅力を発見したら、「最終的には劇場で観てほしい」とすっちーさん。

「全然違うんですよ。放送ではカットされますが、アドリブがあったり、ミスを笑いに変えたり、ライブならではの楽しさがありますし、大勢の中で観た方が笑えるはずなので」

それぞれの座長の個性を知る。

芸人・小籔千豊
小籔千豊/テレビでのトークと同じく、独特な世界観で構築される唯一無二の笑いを舞台でも展開。なお、2022年8月の公演をもって座長を勇退する。
芸人・川畑泰史
川畑泰史/小籔さんも絶大な信頼を寄せているベテラン。新喜劇のいろはを熟知し、「フリ」からの「ボケ」など往年の流れを丁寧に入れた作風に定評あり。
芸人・すっちー
すっちー/吉田裕さんとのコンビ芸「乳首ドリル」など、パワフルでパンチのある笑いを追求。「乳首ドリル」は年を経るごとに高速化しているそう。
芸人・酒井藍
酒井藍/本人のキャラを生かしたチャーミングな笑いと同時に、昔の新喜劇の定番だった「感涙できるラスト」という点を大事にしている。

profile

すっちー(お笑い芸人)

1972年大阪府生まれ。96年に芸人としての活動を開始。2007年に吉本新喜劇に入団し、14年、座長に就任。MBSラジオ『ヤマヒロのぴかいちラジオ』にレギュラー出演中。

twitter:@suchigunsou

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