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扉を大きく開いたシンガポール。リトルインディア地区の名カレー店へ【週末アジア:シンガポール編】

  • 2022.4.25

連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。

 

扉を大きく開いたシンガポール。リトルインディア地区の名カレー店へ【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

 

とても嬉しいニュースが。
2022年4月1日より、シンガポール、ついにすべての旅行者に対する入国制限措置が解除されました!

ワクチン2回接種済みで、渡航前の検査結果が陰性であれば、入国後、隔離なしですぐに街へ繰り出すことができます。この日をどれだけ待ち望んでいたことか……涙。本件の発表時、おそらく全星(シンガポールは漢字一文字で「星」と表記します)が泣いたと思います。

 

扉を大きく開いたシンガポール。リトルインディア地区の名カレー店へ【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

 

さて、今回フォーカスするのは、リトルインディア地区にある南インド料理店「Premaas Cuisine」。かねてより超推し店なのですが、筆者の技術では料理写真をおいしそうに撮影することができず、これまで写真を撮ってはお蔵入りにしてきました。この写真も、正解か不正解で言えば、不正解な気がしていて、お店の営業妨害になったら申し訳ないと、先にお詫びしておきます。

 

写真撮影の難易度を上げているのが、同店の提供方法がミールスのスタイルである点。これは南インド定番の定食スタイルで、各ゲストの前にバナナの葉っぱが置かれ、スタッフがその上にご飯をのせ、カレーをかけていってくれる、というもの。

 

扉を大きく開いたシンガポール。リトルインディア地区の名カレー店へ【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

 

大きな葉っぱに、カレーがびよ〜んと流れ、広がっていくため、俯瞰・斜俯瞰とアングルを変え、美しく見える角度を探るものの、どうにも見つからないうちに、早く食べたい欲が勝って食べ始めてしまうことを過去に繰り返してきました。

ちなみにインドカレーというと平たいパンのナンや、乳製品を多用したチキンやほうれん草、豆のカレーを思い浮かべるかたも多いと思いますが、こちらは南インドのカレーですので、水分が多く、辛みだけでなく酸味も感じさせるさっぱりとしたカレーが特徴です。

 

扉を大きく開いたシンガポール。リトルインディア地区の名カレー店へ【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

 

なかでもPremaas Cuisineは香辛料の産地であるインド南端・ケララ州の味を再現しており、黒胡椒やカルダモン、コリアンダーシードなど、新鮮なスパイスを多用します。「この辛みはワサビに似ているかも!?」なんて、どのカレーも独特で、これまで食べたことのないお味。

いつ訪れても新たな味の発見ができ、とっても楽しい。ぜひとも、「これはどんなスパイスを使っているの?」と、スタッフに尋ねながら召し上がってみてください。

 

一点、留意点としては、全体に、結構、辛いです。ヒー、辛い! 辛いけど止まらん! という感じ。
みなさま、渡航できるようになったシンガポールへ、ぜひお運びください。

 

Premaas Cuisine
6 Dalhousie Lane, Singapore 209675

 

 

text:Ayako Tada

扉を大きく開いたシンガポール。リトルインディア地区の名カレー店へ【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

編集&ライター。2006年、マガジンハウスに入社。雑誌『Hanako』『GINZA』編集部に勤務し、ビューティ、ファッション、グルメなどを担当。結婚を機に2016年よりシンガポールに移住。現在はフリーランスとして「Hanako.tokyo」やシンガポールのローカル誌などで活動中。

Instagram : @tadaayako

 

 

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