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自分なりに頑張ってきた料理…完敗しても悔しくなかった相手とは?【にぃ嫁さんち 第59話】

  • 2022.4.23

主婦歴もうすぐ10年。

一人暮らしの経験もなく、結婚後すぐに実家から遠い土地で旦那と2人だけの新生活がスタート。

最初の方は慣れない家事で失敗ばかりして大変な目にあいました。(主に旦那がね!)

今ではなんとかそれなりにこなせているし、2児の母として恥ずかしくない最低水準はクリアできていると思います。(異論は大いに認めます!笑)

「家事の中で頑張っているものは?」と聞かれたら、とにかくこまめに色んなものを洗って清潔にしている「洗濯」、次に毎食手間暇かけて作っている「料理」を挙げたい!

特に料理は自分が食いしん坊というのもあって、美味しいものをたくさん食べられるように色んなレシピを参考にしたりひと手間かけたりして、頑張って腕をあげてきました。

だから料理にはちょっとした自負があります。

しかし、子どもが成長するにつれて家族の食の好みが多様化して、一度の食事で色んなおかずを出さないといけない状態になってきました。

どんなご飯を作っても家族の誰かしらが嫌いって言うんです。

これがもうとんでもなくストレスで!!!

大好きだった料理への情熱がみはるみる失われていきました。

そんなある日、それまであまり買わなかったスーパーの一口ヒレカツが超お買い得だったので思わず買ってみたんです。

そう決めつけて今まで頑なにカツは手作りにこだわっていたし、買ってもサクサクじゃなくてもいいカツ丼に利用するだけでした。

でもこの日はとにかく疲れちゃって少しでも楽をしたくて…。

ごはんを焚いて、キャベツの千切り添えればとりあえず形になる夕食で済ませようとしたんです。

ところがいざ食べてみるとめちゃくちゃ美味しい!

お肉が絶妙の柔らかくてお店のヒレカツを食べているようなクオリティ!

何よりも今のオーブンレンジはこんなに衣がサクサクに仕上げてくれるなんて知らなかった…!

もちろん家族にも大好評で、私の手作りヒレカツはあまり食べてくれない長女がおかわりの嵐!

な…なんたる敗北感!

でもちっっっっっっとも悔しくないのは「料理をうんと楽にしてくれる強力な相棒」を見つけたから(笑)

揚げ物って具を切って小麦粉つけて卵にくぐらせてパン粉つけて油で揚げるからとても厄介!

煮物は時間をかけてコトコト煮込むのが大変だから、つい作り過ぎて食べるのがノルマに変わってる…。

手作りする時間・材料費・味を総合的に考えても、スーパーの総菜やお取り寄せグルメを選んだ方が良い場合がたくさんある!

それならば無理に手作りにこだわる必要なないし、楽できた時間をもっと別の作業に使えるから良いことづくめ!

もし食べてくれなくても自分が作ったものじゃないとあんまり腹もたたない(笑)

昔ながらの「手作りが一番!」のしがらみから自分を解放してすごく気持ちが楽になりました。

もちろん「ママの手作りが一番」と思ってくれている料理があるのもうれしい!

無理をせず少しずつその割合を増やしていこうと思います。

今は好き嫌いが激しい子どもたち。

とにかく食わず嫌いというか、「これは絶対に美味しくないものに違いない!」と決めつけているから、どんなに無理やり食べさせても舌が受けつけてくれないようです。

でもそのうち先入観にとらわれず色んな食材のおいしさに自然と目覚めていくんですよね。

(特に野菜は年を重ねるごとに好きになってく。笑)

その時まで気長に待ってみようと思っています。

(にぃ嫁)

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