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「不慮多」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.6.14
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今回ご紹介する言葉は「不慮多」。

なにを意味する言葉なのか一見わかりにくいかもしれませんが、とある人の名前です。

これが読めたら本当にスゴい!

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「不慮多」の読み方!

では、早速「不慮多」の読み方を発表します。

「ふりょた」と読んだ方は、不正解!もちろん「ぶりょた」でもありませんよ。

今回の読み仮名は全部で5文字です。「不」と「多」の音読みがそのまま1文字ずつ入ります。

古代ローマの政治家だった人物の名前です。世界史が好きな方ならピンと来るかもしれませんね。

そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「ブルータス」でした!

「不慮多」の豆知識

「ブルータス」のうち「ブ」は「不」、「タ」は「多」からきています。

では、「不慮多(ブルータス)」とはどのような人物なのでしょうか。

「不慮多」は「ブルートゥス」とも呼ばれており、紀元前85~42年に活躍したローマの政治家です。

同じくローマの政治家の一人であったカエサルの暗殺を企んでいたことでも知られています。

カエサルはローマの伝統を踏みにじるような政治を行ったため、多くの方から反感を買ってしまったのです。

カエサルの暗殺には成功しましたが、後に戦いに敗れて自殺してしまいます。

ところで、「ブルータスお前もか」という言葉を聞いたことがないでしょうか。

これは、信頼していたはずの「不慮多」がカエサルの暗殺に関わっていることに気がついた際に、彼が漏らした言葉として伝えられています。

まとめ

いかがでしたか?

「不慮多」は「ブルータス」と読みます。

親友に裏切られたカエサルはいったいどのような気持ちだったのでしょうか。

また、親友の暗殺に関わった「不慮多」の気持ちも気になるところです。

 

※参考文献:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(ブリタニカジャパン)、故事成語を知る辞典(小学館)