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梅雨の今、必見!「天麻裏」はなんと読む?【難読漢字】を当ててみよう。

  • 2023.7.16
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今回ご紹介する言葉は「天麻裏」。

一つひとつは簡単な漢字ですが、組み合わせると読み方が難しくなりますよね。

誰もが一度は見たことがある花の名前ですよ。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「天麻裏」の読み方!

では、早速「天麻裏」の読み方を発表します。

「てんまり」と読んだ方は、不正解!もちろん「てんあさうら」でもありませんよ。

ヒントは、梅雨の時期になるとよく見られる花のことです。

6月ごろから開花を迎えるため、道ばたで「天麻裏」を見かけると梅雨の訪れを感じる方が多いのではないでしょうか。

青や紫、ピンクや白などさまざまな色の花を咲かせます。

一度に複数の花をたくさんつけるため、一本でもボリューム感があり、鉢植えでも十分に楽しむことが可能です。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「あじさい」でした!

「天麻裏」の豆知識

では、「天麻裏(あじさい)」とはどのような花なのでしょうか。

辞書で調べて詳しく調べてみましょう。

梅雨のころ、多数の小花が球状に集まって咲くユキノシタ科の落葉低木。花の色は淡青色から青紫色・淡紅色などに変わる。庭木として栽培され、園芸品種が多い。七変化。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.29

 

ほかの漢字では「紫陽花」とも書けます。それにしても、花の色が変わるのは面白いですね。

「天麻裏」の色は、土の酸性度によって変わります。

酸性の土壌では青みが強くなり、アルカリ性の土壌では紅色が強くなるそうです。

肥料に含まれている成分でも色が変わると言われています。

「天麻裏」が七変化と呼ばれることがあるのは、このように育つ環境によって色が変化するためです。

まとめ

いかがでしたか?

「天麻裏」は「あじさい」と読みます。

自宅でも栽培できますので、色の変化を確認してみたい方はぜひ育ててみてはいかがでしょうか。

 

参考文献:日本大百科全書(ニッポニカ)