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「王瓜」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.6.7
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今回ご紹介する言葉は「王瓜」。

そのまま「おううり」と読んでしまいそうですが、違う読み方をしますよ。

とある植物の名前です。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「王瓜」の読み方!

では、早速「王瓜」の読み方を発表します。

「おうか」と読んだ方は、不正解!「王」は「きみ」とも読みますが、「きみうり」でもありませんよ。

「王瓜」の「瓜」は、そのまま「うり」と読みます。

あとは「王」が読めれば答えが出てきますが、ここが読み方の難しいポイントです。

「王瓜」の読み仮名は全部で5文字なので、「王」だけで3文字も読むことになります。

ここでヒントを出しましょう。

「王瓜」はほかの漢字で「烏瓜」と書きます。つまり「王」の読みは「烏」と同じです。

さあ、もう読み方はわかりましたね。

正解は「からすうり」でした!

「王瓜」の豆知識

「王」が「からす」と読むなんてびっくりですね!

では、「王瓜(からすうり)」とはどのような植物なのでしょうか。

山野に自生するウリ科の多年生つる草。夏の夕方、白い花を開き、晩秋に楕円形の赤い実をつける。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.363

 

夏の夕方にならないと花を開かないのは少し変わった植物ですね。

「王瓜」の根は漢方薬として使われることもあります。

ところで、「王瓜」に使われている「王」の漢字がどのようにして作られたかご存知でしょうか。

「王」は、大きなまさかりの頭部の刃の形から作られた漢字です。まさかりとは、大きな斧のこと。

武器として使われることもありましたが、王位を示す儀礼用の道具としても使われていたそうです。

まとめ

いかがでしたか?

「王瓜」は「からすうり」と読みます。

ゴーヤやヘチマのようにつるを伸ばしながら成長していくので、日よけ用のサンシェードプランツとしても使えるそうですよ。


参考文献:常用字解[第二版](平凡社)