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「沖鱠」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.23
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みなさんはお酒のつまみにどんな物を選びますか?

枝豆に焼き鳥、揚げ物など、毎日食べても困らないくらいの種類がありますよね。

今回は、そんなつまみにピッタリの「沖鱠」をご紹介します。なんと読むのか、分かりますか?

「沖鱠」の読み方!

「沖」はそのまま「おき」と読みます。つまり、難読漢字たる理由は「鱠」にあるんです。

ただ、この漢字は初めて見た、という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方のために、ここでヒント!

「鱠」はある料理の名前です。郷土料理としても知られており、「紅白〇〇〇」は有名かと思います。

…そろそろ答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「おきなます」でした!

「沖鱠」について

「鱠(なます)なら食べたことがある!」と親近感を抱いた方もいらっしゃるかもしれませんね。

一般的には「鱠(膾)」は野菜などを酢で和えたもの。先ほど触れた「紅白なます」は大根と人参の酢の物ですよね。

ただ、これらと「沖鱠」では抱く印象がかなり違ってくるのかも…。

「沖鱠」と同じ意味の「叩き鱠」と一緒に、辞書で確認してみましょう。

おき‐なます【沖膾・沖鱠】〘名〙 沖で捕った魚を、すぐに舟でなますにして食べる料理。また、その食べ方。あるいは、それをまねた料理。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

たたき‐なます【×叩き×鱠】アジ・イワシ・キスなどの身を包丁でたたきつぶし、味噌や酢味噌で和えたもの。漁船の上でつくるので、沖なますともいう。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

「沖鱠」は野菜ではなく、捕ったばかりの魚を細かく切り刻んだ料理です。魚の他に「蓼(たで)」や「紫蘇(しそ)」も混ぜるそうですよ。

また、船上で作る「叩き鱠」を「沖鱠」と呼ぶこともあります。

獲れたての魚を使って作るとなれば、絶対おいしいに違いありません…。どんな味なのか気になりますね!

まとめ

いかがでしたか?

「沖鱠」は「おきなます」と読みます。

「沖鱠」は船上ということもあってなかなか食べられないかもしれません。ただ、「叩き鱠」なら作れるかもしれませんよ。機会があれば、ぜひ作ってみてくださいね!