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「歩行虫」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.2
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「虫」というと、みなさんはどんなものを思い浮かべますか?

これからの季節に現れる「兜虫(かぶとむし)」や「鍬形虫(くわがたむし)」を始め、「蝶(ちょう)」や「蟷螂(かまきり)」など、その種類は様々です。

さて、今回はそんな「虫」の一種である「歩行虫」の読み方を当てていただきます。

「歩行虫」の読み方!

「歩行」に「虫」、歩く「虫」はいくらでもいそうなものですが…。字面からは特定できないかもしれませんね。

それでは、お困りの方のためにヒントをお出しします。

実は今回の「歩行虫」は、2種類の虫の名前なんです。

それぞれに「塵芥虫」「筬虫」という別表記があります。当てはまる虫の名前に心当たりはありませんか?

それでは、そろそろ正解を発表します。

正解は「ごみむし」「おさむし」でした!

「歩行虫」について

「おさむし」はまだしも、「ごみむし」が特定の虫の名前だとご存知の方は少なかったかもしれませんね。

それでは、気になるその詳細を辞書で確認してみましょう。

ごみ‐むし【塵芥虫】〘名〙① オサムシ科の甲虫。体長約一二ミリメートル。体は長楕円形で平たい。体色は全体に黒色、上ばねは青銅色の光沢を帯びることがある。頭頂に赤い一対の点がある。② オサムシ科に属する甲虫のうちオサムシ亜科を除く種の総称。
おさ‐むし をさ‥【歩行虫・筬虫】〘名〙① コウチュウ(鞘翅)目オサムシ科の昆虫のうちの一群の総称。大形の甲虫で、体長二〇~三五ミリメートル。全体に黒色であるが、金緑色、青緑色、赤銅色などの光沢をもつものも多い。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

どちらも同じ「オサムシ科」に分類される虫です。体色など共通点も多いですが、頭頂の赤い点で見分けるのが簡単かと思います。

どちらも基本的には肉食です。害虫とみなされるものもありますが、中には「益虫(えきちゅう)」と呼ばれるものもいます。

「益虫」とは、その名の通り「人間の生活に直接、間接に利益をもたらす昆虫」のこと。「蜂(はち)」や「天道虫(てんとうむし)」など、みなさんもよく知る虫もその1つに数えられています。

まとめ

いかがでしたか?

「歩行虫」は「ごみむし」「おさむし」と読みます。

身近なあんな虫やこんな虫に、意外な漢字表記があることも…。今後もご紹介させていただきますね!

※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館