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「稚鰤」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.22
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みなさんはどんな魚が好きですか?

「鮪(まぐろ)」に「秋刀魚(さんま)」「鰤(ぶり)」など、実にさまざまな選択肢がありますよね。

さて、今回はそんな魚の中から「稚鰤」をご紹介します。

「稚鰤」の読み方!

そのまま「ちぶり」と読むのは不正解。少なくとも、字面通りの読み方ではありませんよ。

それでは、ここでヒント!

「稚」という漢字には「年が若い。成熟していない」という意味があります。これを踏まえて「年の若い鰤」のことをなんと言うか、考えてみてください!

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「わらさ」でした!

「稚鰤」について

「わらさ」、平仮名や片仮名表記であれば店頭で見かけたことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それでは、「稚鰤」の詳細を辞書で確認してみましょう。

わらさ【稚鰤】〘名〙 ブリの若魚で、全長六〇センチメートル前後のものをいう。刺身や鍋物にする。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「鰤」の若魚である「稚鰤」、この魚は成長と共に名前が変わる「出世魚(しゅっせうお)」です。

大きく分けるとその呼び方は2つのパターンに分かれます。若い方から順に「わかし(わかなご)」「いなだ」「わらさ」「ぶり」と、または「ふくらぎ(つばす)(つばいそ)」「やず」「はまち」「めじろ」「ぶり」と呼ばれるとのこと。順番で考えると「稚鰤」は「鰤」の一歩手前なんですね。

上記の中でも「はまち」はスーパーや回転寿司で見かける機会の多い魚ではないでしょうか。近年では養殖された「鰤」を「はまち」と呼ぶ場合もあるそうですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「稚鰤」は「わらさ」と読みます。

今回の「稚鰤」以外にも、「出世魚」はまだまだたくさんいるんです。興味がある方はぜひ調べてみてくださいね!

 

※参考文献:『デジタル大辞泉』小学館、『世界大百科事典』平凡社