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「魚漁」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.30
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食卓の頼もしい味方の一つが「魚」ですよね。

周りを海に囲まれているため、漁業が盛んな日本では、各地で様々な「魚」が振舞われています。地方を巡り、旬の海の幸を味わうのが楽しみの一つ、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

さて、今回ご紹介する言葉は、そんな「魚」に関連した「魚漁」です。

「魚漁」の読み方!

そのまま「ぎょぎょ」や「ぎょりょう」と読むだけでは、残念ながら不正解です。

ヒントを出すと、今回の問題を解く鍵は「漁」、この漢字をどう読むかにかかっています。「魚」などの動物を捕まえることを2文字でなんと言いますか?それが分かれば答えはすぐそこですよ。

…そろそろ答えの見当は付きましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「うおとり」でした!

「魚漁」について

「うおとり」には「魚漁」の他に「魚取」という別表記もあります。こちらであれば、簡単に答えにたどり着けたかもしれませんね。

それでは、ここで意味の確認に移りましょう。「魚漁」「魚取」は字面通り「魚をとること。漁(りょう)。魚猟。漁獲。また、魚を取る人」を指しています。ただ、表記から察せられるもの以外にも、別の意味があるようです。辞書を見てみましょう。

うお‐とり うを‥【魚漁・魚取】
〘名〙
建網、引網などの漁網で、網の中に追いつめた魚類を最後に漁獲するために網目を特に細かく、じょうぶに作ってある部分。トロール網ではコッド‐エンドという。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

単純な網とは違い、比較的大規模な漁に用いられる網の最後の詰めの部分を「魚漁」と言います。せっかくあと少しで捕まえられる魚が、網の隙間やほつれた箇所から逃げてしまう、そんなことがないように「魚漁」は丈夫でなくてはいけないんですね。

また、引用にある「トロール網」とは、海の深い底に潜む深海魚を捕まえるために「トロール漁」で用いられるもの。その要とも言える部分が「魚漁」です。

ちなみに、この漁では「メヒカリ」や「笠子(かさご)」などの美味しい「魚」が獲れますよ。

まとめ

いかがでしたか?

「魚漁」は「うおとり」と読みます。

ちなみに「漁」には今回の「とり」以外にも、あまり知られていない読み方がいくつかあることをご存知でしょうか。「どんな読み方があるんだろう」と興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね!

 

※参考文献:『精選版 日本国語大辞典』小学館