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【姿勢調律師が教える】痩せ体質も手に入る!知られざる「正座」のビューティパワー4つ

  • 2015.9.22
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近頃は日常でしなくなった動作、“正座”。正座のイメージは、“膝に悪そう”“足がしびれる”などネガティブなものかと思います。

ところが、正座は“正しく座る”ことができていれば、しびれることもなく、痩せ体質になりやすいんです。実際、筆者は畳の食事処などでは、ずっと正座をしています。よく「疲れないの?」と聞かれますが、正座ではまったく疲れません。それどころか、満腹感がすぐ訪れるため、過食になることもまったくなし。

今回は姿勢調律師の筆者が、痩せ体質へと導く正座パワーの素晴らしさをご紹介します。

 

■いいこと尽くし!知られざる「正座パワー」4つ

(1)骨盤が整う

骨盤は実は座り方によって歪んでしまいがちです。例えば、床に座っているときに、横座りを続けているとそのまま骨盤が開き、腰も曲がってしまいます。正座は骨盤をしっかりと整えてくれる働きがあります。

(2)インナーマッスルが鍛えられる

正座をしているだけで、なんとインナーマッスルと呼ばれる身体をしなやかに安定させてくれる筋肉が養われます。骨盤が安定することで、背骨がしっかりと立つため、座っているだけで筋肉が養われるので、運動不足の方には特におすすめです。

(3)凛とした美しい女性に変身

やはり座り姿勢が美しいだけで、見た目が凛とした美しさへと繋がります。だらりと座っているだけで女子力も下がり、だらしない女性に見えてしまいがち。座り姿勢を制するは、オーラ美人へと変身します。

(4)顔の歪みが整い、引き締め効果がある

正座で食事をすると、左右対称の顎関節が使われるため、顔の形も引き締まってくるのです。片側だけで食事を続けていると、顔の歪みやたるみの原因になります。

特に顎関節症などでお悩みの方は正座で食事をする機会があったら左右対称に顎が使われているか意識してみてください。

 

■それでは「正しい正座」をご紹介!

(1)足裏は重ねず、しっかりと親指を合わせよう

足を重ねてしまうと、膝に負担がかかり膝を痛める原因に繋がります。骨格に合わせた正しい正座は、足裏はしっかりと揃えます。

足裏がちゃんと揃わないという方はアキレス腱が硬い、足裏から腿裏にかけての筋力不足が考えられます。揃えるのが難しい方は、お尻と足の間にタオルを挟み正座を練習しましょう。

(2)腰をしっかりと伸ばす!「S字カーブ」を作ろう

腰を丸めた正座をしていると、とたんに足の痺れが生じます。まずは、鏡で腰がしっかりと美しいS字の曲線が描けているかチェックしましょう。

S字の美しいラインこそが、身体を美しく若々しくさせる秘訣です。S字カーブがないと、後ろ姿が下記の写真のようにだらしなく見えてしまい、お腹もぽっこりとでてしまうので気をつけましょう。

(3)背骨をしっかりと伸ばし、頭は背骨の上に「ポコンと乗せている」イメージ!

土台となる、“足”と“骨盤”が美しいラインを描けていれば、背骨は自ずと引き上がります。それによって、胃の位置も安定し、所作もゆったりとするため、食事の食べ過ぎが防げるのです!

顎の位置も安定するため、両方の顎関節を使えるようになり、インナーマッスルも引き締まるので、正しく正座をするだけで痩せ体質に変身するのです!

 

見た目の美しさは“姿勢”から始まります。食事のとき、立ったときの立ち姿勢などは意外と見られているもの。美しさを引き出すには美しい姿勢を心がけることからスタートできます。美は一日にしてならず!

【著者略歴】

※ 野口早苗・・・3歳からのダンス経験を生かし、ニューヨーク、国内にてプロダンサーとして活躍後、ピラティス、オステオパシーを学び、姿勢調律士として活 動を始める。青山sanareサロンの代表を勤め、アーティスト、モデル、スポーツ選手など著名人から一般の方まで幅広く支持を受ける。

「正しい姿勢」が自らの身体、メンタルを整える方法として役立つことを痛感し、姿勢の研究を行い、(社)日本姿勢調律協会を立ち上げる。協会では「L で座ってIで立つ•Aウォーキング」をキャッチコピーとして姿勢指導を行う他、「心×技×体」の教えを元に、痛みのケア方法やメンタルコーチングも行う。 講師養成と共に子供の健やかな成長へのサポート、高齢者のケアなど幅広く活動を広げる。

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