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ダイエット中もOK? チョコレートの「太りにくい食べ方」とは

  • 2015.9.22
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【女性からのご相談】

私は甘党なのですが、ダイエットや美容・健康のことを考えても、どうしてもチョコレートをやめられません。数日は我慢できても、その後反動で大食いしてしまうので、かえって太ってしまったり、ニキビができたり します。チョコレートをあきらめずに、ダイエットも美容も健康も保つことって不可能なのでしょうか?

●A. 大事なのはチョコレートの“質”と“食べ方”です。

こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。

コンビニに並ぶ新しいチョコレート製品を見かけるとついつい手が伸びてしまいますよね。でも、ダイエット中だから、ニキビができやすいからとチョコレートを我慢していませんか?

そんな悲しきチョコレートファンたちに朗報があります。なんとチョコレートそのものは、ダイエットや美容・健康の邪魔をしないことが分かってきているのです。

●チョコレートの質に注目しよう!

市販されているチョコレート製品の多くには、ミルクなどの脂質や砂糖などの糖質が含まれています。私たちの体に影響を与えるのはそれらの成分です。

そのため、脂質や糖質の多いチョコレート製品は高カロリーとなり、ダイエットに悪影響を与えたり、ニキビなどの肌荒れの原因になったりしやすくなるわけです。

では、脂質や糖質の少ないチョコレートとはどんなものなのでしょうか? それは、カカオ含有率の高いチョコレートです。30%、50%、70%といった表示を見かけることがあります。あれは、チョコレートに含まれるカカオ成分の値です。これが高いということは、それだけ余分な成分が含まれていないことを意味しています。

同じチョコレートを食べるなら、カカオ成分が多く含まれることを選ぶことが大切です。

●カカオのスーパーパワー

さらに、カカオが持つパワーにも注目しましょう。

カカオにはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールには、空腹感を抑える働きがあるといわれています。チョコレートの原料にダイエット効果が? と思わず聞き返してしまいそうですが、実際にフランスをはじめとしたチョコレート愛好者の多いヨーロッパ各地では、食事の前に一切れのチョコレートを食べる習慣があります。これは、食べ過ぎを防ぐ意味があるのだそうです。

さらに、ポリフェノールには美容効果もあることは、よく知られている事実ですね。

●食べるタイミングも大切

前述のように、食前にチョコレートを食べることで、食べ過ぎを防ぐこともできます。

さらに、いわゆるおやつタイムである午後3時もまた、チョコレートの摂取に適した時間帯です。その理由は、午後3時という時間が体温の上昇ピークにあたり、体内に取り込んだエネルギーを消費しやすいタイミングだといわれているためです。

反対に、エネルギーを消費しにくく、体の内側にため込んでしまいやすい時間帯もあります。そう、みなさんもご存じの通り、寝る前や夜中がそれです。この時間帯は、チョコレートはもちろん、食物の摂取は避けたほうがいいでしょう。

●まとめ

チョコレートは、ミルクがたっぷり入ったものや、クッキーと一緒のものを選ぶと、すぐにカロリーオーバーしてしまいます。チョコレートが私たちをトリコにするのは、味や舌触りです。

質のいいカカオ成分の多い上等なチョコレートを選び、口の中でゆっくりと溶かして苦みと甘味とをじっくりと味わうような食べ方をすると、チョコレートは必ずしも肥満や肌荒れの原因とはならず、私たちにとってプラスになる効果が多いのです。

食べ方さえ気をつければ、チョコレートもダイエットも美容も健康も、全部取りさえも可能なわけです。

【参考リンク】

・チョコレートに含まれる栄養素 | 株式会社 明治

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)

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