1. トップ
  2. 「え…中身がない!」まさかのご祝儀をネコババ!?やりたい放題の義両親に…

「え…中身がない!」まさかのご祝儀をネコババ!?やりたい放題の義両親に…

  • 2022.4.19

私が25歳のころ、同い年で新潟出身の彼との結婚が決まりました。バタバタしながらも結婚式の準備を進めていたとき、義両親から「結婚式はこうしたらどう?」「結婚指輪はこれがいいと思う」などと強引に口を出され、彼は義両親に言われるがままでした。なかでも、私が未だに納得できないのが……。

過干渉する義両親

彼の家族はとても仲良し。彼の実家は新潟なのですが、彼が大学生だったころ、関東でひとり暮らしをしている彼の家に、アポなしで急に家族が新潟から遊びに来るような仲です。

面倒見がいいという言い方もできますが、結婚が決まったあと、その面倒見の良さが悪い方向に向いてしまったのです。義両親は彼と私に対して「結婚式はこうしたらどう?」などと、いらぬ世話を焼いてきました。その内容が、私は今でも納得できないのです……。彼はただ、義両親の言いなりでした。

まず問題となったのは、式をどこで挙げるか。

彼も私も都内で仕事をしていて、住まいは埼玉。式に呼ぶのは彼の家族と親戚、彼の友人数名以外はすべて関東の人。新潟からの参列者はごく少数なので、申し訳ないけれど、式を挙げるのは関東だと勝手に思い込んでいました。しかし、新潟に住む義両親から「当然、地元の新潟でやるんでしょ?」「私の友人もこの式場でやったからどう?」と彼に提案があったのです。

私は、結婚してから新潟に引っ越すのはいやでした。「新潟で式を挙げてしまったら、そのまま新潟に嫁ぐことにもなりかねない」という懸念もあり、「新潟で結婚式はしたくない」と彼に伝えました。彼は義両親の意向に沿って「別に新潟でもいい」と思っていたようですが、彼から義両親を説得してもらい、最終的に、立地の兼ね合いで埼玉の大宮で結婚式を挙げることになりました。

結婚指輪は義母のお下がり!?

それ以外にも……結婚指輪は危うく義母のお下がりになるところでした。

彼が言うには、義母は「自分はもう使わないしリフォームして使えるからどう?」と、私に結婚指輪を譲るつもりだったそうです。私は彼からもらいたかったので、丁重にお断りしました。彼もなぜ、そんなことを私に平気で言えるのか……私のモヤモヤは止まりませんでした。

引き出物は全額返し!?

それだけでなく、衝撃的だったのが、結婚式の引き出物についてです。事前に彼と中身をどうするか話し合っていたのですが、そのときに義両親から、「入れて欲しい物があるから打ち合わせに参加したい」と言われたのです。

そして、わざわざ新潟から埼玉に義両親が来て、引き出物の中身をどうするか相談したのですが……。義両親には、まず新潟の地酒と赤飯を必ず全員に入れ、そのうえで金額は全額返しにするよう言われたのです。

まあ、百歩譲って地酒と赤飯は入れてもいいかなと思いました。でも、全額返しとは? えっ? 私は、意味がわかりませんでした。 義両親が新潟に帰ったあとに彼と2人で相談したのですが、彼は「親がそう言うなら」と、義両親の提案を何の抵抗もなく受け入れました。

そして結婚式当日、彼が呼んだ参列者には全員、全額返しをしました。私のほうは半返し程度の額です。 親戚関係はどう思ったか知りませんが、後日、彼の会社関係の人たちはみんなビックリしていた、と彼から聞きました。「そんなの当たり前だ!」と私は心の中で叫び、義両親や彼の考えが理解できませんでした。

やりたい放題の義両親

そして、最もビックリしたのは、彼のほうのご祝儀がすべて抜き取られて袋だけ返ってきたことです。 これはどうやら、彼の新潟の家族、親族たちがマイクロバスを貸し切って式に参加してくれたのですが、そのときにかかった費用を、義両親がご祝儀から抜き取ったようなのです。

私は何も知らなかったので、かなりビックリしました。それならそうと最初に言ってくれたらよかったのに。確かに移動費に関しては、義両親がどうにかすると言ってくれていたので、すべてまかせていたのですが……。彼も彼で何も言ってくれず、私は未だに納得できていません。

結果、ただただ大赤字の結婚式。移動費用を全額負担すると知っていたら、引き出物の全額返しなんて絶対に反対していたのにー!

当時、結婚が決まって私たちはバタバタしていました。結婚式や指輪のことを決めるのにも、一つひとつ話し合って決める余裕がなく……。そのため、義両親から彼に「こうしたほうがいい」とか「これは私たちがやるから」などと言われ、私も把握していないまま、それに従ってしまった部分もありました。

大事なことは、しっかり話し合って確認しなければ後悔すると、あとになってようやく気がつきました。義両親も悪い人ではないのですが、彼をコントロールしているというか、うまく巻き込んで話を進めようとしている節があるので、彼が洗脳されないよう、私がしっかりしなきゃと思った出来事です。

著者/新潟のお嫁ちゃんさん
作画/こいでちゃこ


イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ

漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる