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アイスを年400個食べるマニアが今食べたい注目のお取り寄せクラフトアイスを厳選

  • 2022.4.18
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がんばる私のご褒美に こだわりが詰まった アイスで癒やしのお家時間

定番アイスの季節限定フレーバーに、コンビニ限定のオリジナルアイス、有名パティスリーが手がけるプレミアムジェラートなど、現代のアイスクリーム事情はより多彩にマニアックに進化を続けています。お取り寄せアイスも、ここ数年の巣ごもり需要で選択肢が急増。中でも注目は、良質な素材にこだわり、少量ずつていねいにつくられた「クラフトアイス」。舌の肥えた大人をもうならせる、驚きに満ちたフレーバーや洗練された味わいは、甘いもの好きならずともお取り寄せしたくなる魅力にあふれています。

そこで今回は、年間400個以上のアイスを食べるというアイスマニアで、モデルの名和風歌さんを迎えて、お取り寄せアイスの最新事情やおうちでの楽しみ方をレクチャーしていただきました。

お取り寄せアイスの魅力はSpecialな“ご褒美感”

家の冷凍庫には常時、何十種類ものアイスがぎっしり。中でも、お取り寄せアイスは自分への特別なご褒美用。「しんどいときも、家であのアイスが待っている!と思うと、がんばれるんです」

モデル業の傍ら、アイスナビゲーターとして活躍する名和風歌さん。小さい頃からアイスクリームが大好きで、大人になった今も1日1アイスは欠かさないというアイスラバーです。

昔からお風呂上がりにアイスを食べるのが日課だった名和さんですが、本格的にアイスにはまりだしたのは、文化服装学院に入って一人暮らしを始めてからだといいます。

「課題がすごくハードな学校で、がんばるためのご褒美が欲しくて、餌をためるハムスターのように冷凍庫にいろんなアイスを常備するようになりました(笑)」

スーパーで買える大手メーカーのワンコインアイスやチェーン店のアイスも大好き!という名和さんですが、特別なご褒美として気になっていたアイスをお取り寄せして以来、お取り寄せアイスの魅力に目覚めたそう。

「お取り寄せアイスって、地産地消にこだわっていることが多いんです。その土地のものでつくられたアイスが自分の家に届くって楽しいし、ちょっとした旅気分も味わえるので、満足度は高いですね」

アイスを頭にのせる名和さん
「ちょっとお行儀が悪いけど、疲れた日はお風呂でアイスを食べます。あったかいお湯に漬かりながらひんやりアイスを食べる、これぞ最高のぜいたく!」

アイスは冷凍庫で長期保存が利くため、一人暮らしでも安心して大人買いができます。

「足を運ぶことができるお店でも、一度に何種類も食べられないし、もち帰るのはハードルも高いから、お取り寄せするメリットが大きいんです」。いろんなお取り寄せアイスをストックして、今日はどれにしようかと迷う時間もまたぜいたくで楽しいとか。

今取り寄せたいのは、素材の味が楽しめるクラフトアイス

「お取り寄せアイス」には、レトロなパッケージが懐かしい地方メーカーのアイスや、人気アイスの地方限定フレーバーという選択肢もありますが、今取り寄せるなら、おすすめは「クラフトアイス」。牛乳、フルーツ、卵、砂糖など、全てにおいて厳選した素材を使い、スモールバッチ(少量生産)でていねいにつくられたアイスのことで、素材本来の味わいを生かすため、無添加・無香料でつくられたものが多いそう。

「私はジャンクなアイスも好きなので、特に無添加にはこだわっていないんですが、添加物が入っていないと、確かに素材のおいしさがストレートに感じられます。アイスのためにわざわざ最高級のイチゴを探してきて使うとか、すごくぜいたくだけど、そのこだわりや手間がちゃんと味に出ているから感動できます」

取り寄せたクラフトアイス
クラフトアイスメーカーは、パッケージのデザインにもこだわって自分たちで手掛けているところが多数。シンプル系からポップ系まで、デザインそれぞれにつくり手の個性が感じられるのが魅力!

そんなつくり手のこだわりや情熱がパッケージから感じられるのも、名和さんがクラフトアイスに引かれるポイントです。

「最近は地方にUターンした若い人が始めたブランドも多くて、パッケージもすごくおしゃれでこだわったものが多いんです。フレーバーや使っている材料の情報を記したカードが添えられていることもあって、その文章からもつくり手の愛や熱意が感じられる。それらが凝縮されたアイスがつくり手から直接届くこと自体、すごくワクワクすることだと思います」

アイスに詰まった愛や情熱をシェアできること。そしてスモールバッチゆえ一期一会のフレーバーが多いのも、名和さんがクラフトアイスに引かれる理由なのです。

おすすめのクラフトアイスお取り寄せ3選

屋上でアイスを持つ名和さん
お取り寄せアイスの情報はインスタグラムの「#お取り寄せアイス」でチェック&シェアしているそう。今回紹介する3ブランド以外では「BIG BABY ICE CREAM」「HiO ICE CREAM」がお気に入り

クラフトアイスと一口にいっても、個性も味わいもつくり手によってさまざまで、どれを選んだらいいのか迷ってしまう人も多いはず。そこで名和さんに、注目の3ブランドをチョイスしてもらいました。

1.BLANCO

塩バニラのアイスクリームに甘夏果肉入りピューレと甘夏ピールのオリーブオイル漬けを混ぜ込んだ「甘夏オリーブ塩バニラ」なんて、大人ユニークなフレーバーも! 6フレーバー6個セット¥3,240(税込)

熊本県の阿蘇山麓の町・山都町出身のアイス好きの3人が始めたアイスクリームブランド。雄大な阿蘇の地で育った乳牛のミルクを筆頭に、にしばる園の有精卵、中畠農園のいちご、江口農園の柑橘など、地元のオーガニック食材を使用し、製造は全工程を山都町で行っています。「看板商品のクラシックミルクは、濃厚なのに後味すっきり。このミルクに柑橘類を組み合わせるフレーバーセンスも大好きです」。ミルクベースだけでなく、ソルベ系、自家製塩こうじやオーガニックココナッツミルクを使ったヴィーガン向けアイスも。パッケージなどのアートワークは東京や国内外で活躍するアーティストが担当。
https://blancoicecream.net/

2.KIKI NATURAL ICECREAM

KIKI NATURAL ICECREAM
ミルキーな甘みと、粗く刻んだごぼうのワイルドな食感がマッチした「ごぼう」、日本酒のすっきりとした甘味とゴロゴロとした食感が楽しい焼き芋が特徴の「焼き芋×日本酒」は、やみつきになるおいしさ! おまかせ6個セット¥3,800(税込)

日本全国の生産者から届く自然栽培の旬の野菜を扱う「青果ミコト屋」が手がけるクラフトアイスクリームブランド。「野菜を知り尽くした八百屋さんならではの、他にはないフレーバーがいっぱい!」。フードロス削減の観点から、規格外の野菜、ワインや日本酒をつくる過程で出る搾りかすを使用。安定剤や乳化剤を使わず、シンプルな配合で少量ずつ手作業でつくられたアイスは、風土やつくり手を色濃く映し出した食材の個性がストレートに味わえます。
https://kiki-icecream.com/

3.Plenty’s

Plenty’s
「古き良きアメリカンテイストのパッケージも湘南ぽくて、地元の空気が伝わってきます」。アイスクリーム6個セット ¥2,210(税込)

湘南の茅ヶ崎で愛されるローカルアイス店。新鮮さと手づくりにこだわっており、乳脂肪分が高く、濃厚な味わいの地元・茅ヶ崎のかきざわ牧場の牛乳を全てのアイスに100%使用。「クラフトアイスは素材のもち味を生かすため、フレーバーもシンプルで大人っぽいものが多いけれど、こちらはジャンクなトッピングがそろっていて、見た目にも遊び心があって楽しい!」。茅ヶ崎本店の店頭では、シンプルなミルク、生チョコという二大看板アイスに、チョコクッキー、マシュマロ、チョコチップ、マーブルチョコなど、好きなトッピングをマイナス20℃の大理石の上で「まぜまぜ」したアイスが大人気。
http://plentys.net/

届いてからはこう楽しむ! おうちアイスの味わい方

アイスの情報を読む名和さん
ブランドのこだわりや使っている食材のつくり手さんの情報など、アイスに込められたストーリーを知ることで、愛着も増し、よりアイスがおいしく食べられます

まずアイスが届いたら、同封されたブランドシートやフレーバーの説明に、隅々までしっかりと目を通すのが名和さん流の「儀式」。さらに食べる前には、カップを冷凍庫から出して10分ほど常温で置いておくのも、おいしく食べるためのポイントです。

「スプーンですくいやすくなるし、口溶けも良くなって、本来の味わいが楽しめます。特にチョコレートが入ったアイスは冷たすぎると舌の上に残って、苦味を感じやすい。私はアイスを食べるときは熱い紅茶を合わせることが多いです。口の中を温めておくと、舌の上でアイスがすっと溶けて、味も風味も引き立って感じられるんです」

クラフトアイスは、まずは本来の味をダイレクトに味わって。「シンプルなミルクアイスなら、グラノーラやフルーツを合わせてパフェにしてもいいですね」

スイーツの中でも、アイスは大らかでやさしい食べ物だと名和さんはいいます。

「アイスってきっと子どもの頃に、誰しもが通る道。食べたことがないという人はあまりいないし、嫌いという人も少ない。アイスを食べている人の顔を見ると、みんな童心に帰ってますよね。だからアイスを食べているときは、いろんなことを“許されている”気がして、ほっとリラックスできるんです」

アイスが大好きな名和さん
乳製品がダメな人には、ジェラートや氷菓という選択肢も。「マニアックに突き詰めると果てしないけれど、間口は広くて人を選ばないのがアイスのすばらしいところです」

多忙な大人にこそ、自分を甘やかせてあげる時間は必要なもの。とっておきのお取り寄せアイスで、あなたも甘い癒やしのひとときを過ごしてみませんか。

PROFILE
名和風歌

モデル

ライフスタイル・ファッション誌でモデルをする傍ら、自身のプロダクトブランド「FAWN」(https://www.instagram.com/fawn_project_/?hl=ja)を立ち上げるなど多方面で活躍。 1日1個は欠かさず食べるアイスマニアで、フレーバーの監修や自らアイスクリーム店の取材なども行っている。アイス専用Instagramアカウント「ふうかとあいす」(https://www.instagram.com/fuuka_to_ice/?hl=ja)では、日々見つけたおすすめのアイスを紹介中。
Instagram:https://www.instagram.com/fuuka_nw/?hl=ja

CREDIT

取材・文/井口啓子 編集/柳瀬 礼(Roaster)撮影/忠地七緒

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