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銀行員は見た!老後破産してしまう夫婦の特徴3選

  • 2022.4.17
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現役時代に安定した収入があったとしても、残念ながら老後に苦しい思いをする人は少なくありません。今回は、老後破産をしやすい夫婦の共通点を3つ紹介します。自分が当てはまっていないか、よく確認してみてください。

■定年時に多額の住宅ローンが残っている

銀行員から見れば、定年時に多額の住宅ローンが残っている夫婦は老後破産のリスクが高めです。

●定年後に住宅ローンが残る夫婦は老後破産に至るリスクが高い

定年後に住宅ローンが残る夫婦は返済で生活が苦しくなって貯蓄も減り、老後破産に至る確率が高くなります。また、退職金でローンを完済できても、それで老後資金が枯渇して老後破産に陥る場合もあります。

●繰り上げ返済は鉄則!リバースモゲージやリースバックの検討も

そのような老後破産を防ぐには、定年前に住宅ローンの繰り上げ返済を行ってローン残高をゼロまたは最小限に減らすことが鉄則です。

それが難しい場合は次の対策も視野に入ります。

・リバースモゲージ
自宅を担保にしてお金を借り、自らの死後残った自宅や預貯金等で返済できるサービス

・リースバック
自宅を売却して現金化した後、売却した家を借りて住み続けられるサービス

定年時点で住宅ローン未完済の夫婦は以上の対策で老後破産を回避しましょう。

■子どもにお金をかけすぎている

教育費など、子どもにお金をかけすぎている人にも老後破産の危険があります。

比較的多いのが、教育費にお金をかけすぎるケースです。また、孫にお金をかけすぎる人も危険です。そこでお金を使うと十分な老後資金を貯められず、老後破産を起こしやすくなります。

それを防ぐためには、今から「子どもにお金をかけすぎない」「子どもに経済的自立を促す」「困ったら公的機関に相談する」の3点を心がけたいところです。

■生活水準を下げられない

老後に入るお金はほとんどの人が年金だけなので、確実に現役時代に比べると少なくなります。生活水準を下げられないとどんどんお金は減ってしまいます。

老後破産に陥らないためにも生活水準を見直す必要があるでしょう。家賃や通信費などの固定費を削減するなど、簡単かつ持続的にできる節約方法を試してみてください。

■夫婦で老後のお金について話し合っておくことも大切

健康寿命が伸びた現代では、夫婦は定年後も数十年ともに連れ添っていくことになる可能性が高いです。そうなった時に、現役世代とはお金の流れが全く変わるので、収支計画や使い方については事前によく話し合っておくことが重要です。夫婦間でお金の話をタブーにしている人もいるかもしれませんが、一歩間違えると取り返しのつかないことになる可能性もあるので、勇気を出して一度しっかり話し合う時間を取ってみてはいかがでしょうか。

文・fuelle編集部

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