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娘をできるだけいろいろな人に会わせてよかったこと【毎日が変わる片づけのワザ(65)】

  • 2022.4.17
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整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

娘をできるだけいろいろな人に会わせてよかったこと

約10年前、当時5歳だった娘との2人暮らしがスタートしたとき、ひとつだけ決めたことがありました。これからは1人で育てることになるけど、1人で育てるのはやめようそのためには「娘と接する大人」が自分だけにならないように、できるだけ自分の友だちなどに会わせよう、と。

娘が(ほぼ)わたしの価値観としか接しないなんて、こわすぎる! と、心から思ったからです。

娘が同席してもいいよと言ってくれる人と会う時や、連れていける場所へはできるだけ一緒に行き、いろいろな人に会ってもらいました。

・大学時代の友だち

・職場の友だち(後輩の女性や同年代の女性)

・娘の保育園時代のママ友

・編集・ライター講座時代の友だち

・ピラティスのインストラクターさん

・ピラティスで知り合い、一緒にレッスンを受けたり、時々ご飯やお酒をご一緒させてもらっている年上の女性

・会社の同僚や上司

・友だち親子

・友だち家族(夫婦&お子さん)

・ネイリストさん(ネイリストさんとは個人的にLINEもやりとり娘も仲良しです。夏休みにキッズネイルをしてもらったことも)

・美容師さん(わたしが通っている美容院が娘の行きつけにもなり、仲良しの美容師さんができました)
など。

娘が中学生になるまでは、かなり多くの場所に一緒に行きました。会社の同僚たちと一緒に映画を観に行ったり、週末に職場のイベントの手伝いをしてもらったり。記事の取材につきあってもらったこともあります。そのときは当時の上司に会ってもらいました。

娘はおそらく、わたしの人間関係のほとんどを把握していると思います。

より確信を持ってそうしようと思ったきっかけは、娘が3歳のときにはじめたピラティス。当時はまだ結婚していましたが、元夫が週末に娘をおいて出かけることにあまりいい顔をしなかったので、毎週末、一緒に来てもらっていました。わたしが1時間のレッスンを受けている間、受付にいるインストラクターさんとやりとりをしているうちに、かなり人見知りだった娘がすっかり明るく社交的な性格に! 男性への人見知りが特に強かったのですが、小学3年生くらいのときには若手の男性インストラクターさんとすっかり仲良くなっていたことも。

そう、インストラクターさんたちはみんな本当に感じがよく、大らかで明るい人たちばかり。娘もそんな人になってくれたらうれしいな…という下心も実はありました。狙い通りです。いろいろな人、いろいろな考え方の人と接することで影響を受けたり、内面が豊かになってくれたらいいな、と思っていたので、できるだけいろいろな人に娘を会わせてきました。

そして、会ったあとにはその人について娘が感じたことを聞きました。「○○さんのこういう所が素敵だね」と言われることが多いですが、なかには「あの人とはもう会いたくない」と言われたことも。もちろんそれは受け入れつつ、「わたしにとっては(こういう理由で)大切な人だから会ってくるね」と伝えて、1人で会いに行っています。

これから先、娘の友だちや将来おつきあいする人などのすべてを、わたしが好むとは限らないのと同じで、わたしが仲良くしていても娘はその人にあまり会いたくないということもあるだろう、と思っていました。娘にいろいろな人に会ってもらったのは、娘がどういう人といると心地よいのか、そしてその逆も知ってもらうためでもありました。

また、わたしだけの目線ではなく、他の人から娘がどう見えているのかを知ることができたのも、とてもありがたかったです。娘を小さい時から知っている人からは、前に会った時と比較して今どんな感じなのかフィードバックしてもらえるので、「ひとまずは、どこに出してもある程度きちんとふるまえる娘に育ってくれた、よかった」とほっとすることも…。娘が元夫に会ったあとも必ず、LINEでこっそり「〇〇(娘)、どうだった?」と聞き、父親目線で気づいたことを教えてもらっています。

娘の心を豊かにしてくれた、これまで娘に会ってくれたすべての人たちに、心から感謝しています。

娘が中学生になった今も、(コロナ禍でほぼなくなりましたが)誰かに会うときは「今日は〇〇に会ってくるね」と言って出かけているのですが、1つだけ困ったことも。娘があまりにわたしの人間関係と行動を把握しすぎて、「(〇〇と会うと)いつも全然帰ってこなくなるから(積もる話が止まらなくなり時間を忘れてしまうのです)17時には必ずそっちを出てね」などと釘を刺されるようになってしまいました。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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