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東ロンドンのカフェ激戦区に現れた、UK初のインドネシアコーヒー店〈ンゴピ〉

  • 2022.4.17
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ブルータス BRUTUS 海外情報 独特の風味がクセになる、UK初のインドネシアコーヒー店〈ンゴピ〉

3つのポイント

1.英国初となるインドネシアコーヒーカフェ。
2.インドネシア各地から厳選した豆を提供。
3.独特なフレーバーのローカルフードも人気。

独特の風味がクセになる、UK初のインドネシアコーヒー店

イギリスといえば紅茶の国のイメージが強いが、近年コーヒーの消費量が猛追するなど、実は隠れたコーヒー大国。首都ロンドン、とりわけ東ロンドンのダルストンには、有名ロースターや人気カフェがひしめき合っている。

そんな激戦地に昨年オープンした〈ンゴピ〉は、ロンドン初のインドネシア産の豆を使ったご当地スタイルのコーヒーを提供する店だ。オーナー自身が現地に足を運び、生産者ごとに豆の品質やトレーサビリティ、従業員の労働環境を精査したうえで仕入れを行う。スマトラ島産のアチェガヨをはじめ、華やかな香りが特徴的なフローレス島バジャワの品種などを厳選し、イングランド中西部バーミンガムに構える本店併設の工房で焙煎。すぐさまロンドンに送られる。

ngopi ロンドンの店内の様子
店内の様子。
ngopi ロンドン ミルクを入れる様子
ミルクをたっぷり。
ngopi ロンドンには愛犬家も訪れる
店はドッグフレンドリー。毎日訪れる常連客も。
ngopi ロンドン のカフェラテ
名物のコピスス3ポンド。パームシュガーにより口当たりはまろやか。
ngopi ロンドン 豆の煎り方は異なる
浅煎りや中煎り豆はフィルターコーヒーとエスプレッソに使われる。

この店のウリは、インドネシアで好まれる飲み方を、英国の客層に向けてアップデートしたメニューの数々。例えばシグニチャーの「コピスス」は、酸味の少ない深煎りコーヒーに東南アジア産のヤシ由来の砂糖、パームシュガーとミルクをミックス。現地では幅広く飲まれているドリンクで、深みとコクのある甘さが口の中に広がりクセになると評判だ。軽食やスイーツ類も豊富で、トーストの上にチェダーチーズ、チョコレートシロップや練乳をかけた「ロティバカール」はおやつにぴったり。

もはや出尽くした感のある日本のコーヒー業界でも、意外な“伏兵”として話題を呼びそうだ。

インドネシアから取り寄せるピンクバナナシロップの甘味が効いたアイスラテ、ロティバカール ngopi
インドネシアから取り寄せるピンクバナナシロップの甘味が効いたアイスラテ3.50ポンド。ロティバカール(6ポンド)は本国ではストリートフードの定番。

*1ポンド=156.42円(2022年3月17日現在)。

Information

ngopi

ンゴピ/2018年バーミンガムで開業。店名はインドネシア語で「Go for coffee」という意味。未焙煎の生豆を含め約20種類の豆も販売。

住所:78 Dalston Ln., London
営:8時~16時
Instagram:@ngopiuk

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