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2015年エミー賞、これさえ知っておけばもっと楽しめる話題をピックアップ。(Mihoko Iida)

  • 2015.9.22
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【さらに写真を見る】2015年エミー賞、これさえ知っておけばもっと楽しめる話題をピックアップ。(Mihoko Iida)

アメリカのテレビ界の祭典「第67回エミー賞」が9月20日、ロサンゼルスで発表。日本でも話題の海外ドラマが受賞したり、人気俳優たちがレッドカーペットを歩いたり、気になる話題が満載。ハリウッド史上最も「Diversity (多様性)」に富んだライナップと言われた今年のエミー賞から、「これさえ知っておけば、アメリカのドラマがもっと楽しめる!」トピックスをセレクトしてみました。

ヴィオラ・デイヴィスが黒人初の主演女優賞を受賞。

映画『ヘルプ〜心がつなぐストーリー』(2011年)などにも出演していた女優のヴィオラ・デイヴィス。ドラマ「How to Get Away with Murder (邦題:殺人を無罪にする方法)」で黒人として初めてドラマの主演女優賞を受賞。その受賞スピーチが特に話題に。「有色人種の女性とほかの人の唯一違いは、機会です」と語り、黒人女性弁護士の役柄を書いてくれた番組の脚本家たちにも感謝を述べ、多くの感動を呼びました。ドラマ「殺人を無罪にする方法」は日本では「Dlife」チャンネルで放送。

ジョン・ハムが8回目のノミネートで初めて受賞!

ファッションの世界でも大きな話題を呼んだ人気ドラマ「マッドメン」。アメリカでは今年惜しまれつつも、最終回を迎えてしまったのですが、その主演俳優ジョン・ハムは、放送開始から8回連続で主演男優賞にノミネート!で、さすがにドラマも終わってしまったので今年でノミネートも最後、という年にやっと受賞。長い俳優キャリアの中では、実にエミー賞には16回もノミネートされていて、今回が初めての受賞でもありました。私生活では今年、20年近く連れ添ったガールフレントと別れたり、アルコール依存症を治療するための施設に入ったりと、ドラマの多い1年だったようです。

注目の「ホットカップル」は、ソフィア・ベルガラとジョー・マンガニエロ。

9月28日発売の『VOGUE JAPAN』11月号でも、「多様性」がテーマの特集を担当しましたが、その中でも紹介しているのが、アメリカで人気のドラマ「モダン・ファミリー」。主演は、コロンビア出身の女優、ソフィア・ベルガラ。そして、婚約者は俳優のジョー・マンガニエロ。日本では映画『スパイダーマン』(2002)シリーズや、『マジック・マイク』(2012)と続編の『マジック・マイクXXL』(2015)でも知られています。二人は、今年11月に結婚をすることを既に発表。ソフィア(43歳)とジョー(38歳)の大人カップルがひときわ輝いていました。

レディー・ガガがスタイリストの新作ドレスで、エレガントに登場。

レディー・ガガの専属スタイリスト、ブランドン・マックスウェルは今年のニューヨーク・コレクションでデザイナーとしてデビューを果たしました。コレクション中もブランドンをサポートしたレディー・ガガですが、今度は新作を着てエミー賞に登場。エレガントでシンプルなドレスからかすかに見えるボディタトゥーも印象的です。

新旧の「スクリーム・クイーン」たちがプレゼンテーターに。

アメリカでは、ホラー映画の主演女優のことを「Scream Queen(スクリーム・クイーン)」と呼び、ヒッチコック映画『サイコ』(1960)でのシャワーシーンの叫び声(スクリーム)が印象的なジャネット・リーはある種のアイコンです。その後、ジャネットの娘で女優のジェイミー・リー・カーティス(写真、左)が『ハロウィン』(1978) シリーズなどに出演し、母親譲りの叫び声で「スクリーム・クイーン」と呼ばれるように。

先日、こちらのコラムでも紹介したのですが、アメリカでは9月22日から新ドラマ「Scream Queens (原題)」がスタート。主演はジュリア・ロバーツの姪で女優のエマ・ロバーツ。大学のキャンパスを舞台にさまざまな殺人事件が起きるという学園ホラードラマ。で、その学園理事長を演じているのがジェイミー・リー・カーティス。そんな新旧の「スクリーム・クイーン」の二人がプレゼンテ−ターとしてステージに立ちました。

トランスジェンダー・コミュニティに賞をささげたジェフリー・タンバー。

こちらも9月28日発売の『VOGUE JAPAN』11月号で紹介した話題のドラマ「トランスペアレント」。ある日、父親が女性として生活をしたいと告白し、その家族をめぐる実話にもとづいたドラマ。その父親役を演じているジェフリー・タンバーが今回、連続コメディ部門での主演男優賞に輝きました。受賞スピーチでは、この賞を「トランスジェンダー・コミュニティにささげる」と語り、トランスジェンダーの人々の忍耐、勇気、インスピレーション、そして彼らの物語に感謝を述べました。同作品はネット通販大手のアマゾンが制作したオリジナル・ドラマとしても注目です。

「ゲーム・オブ・スローンズ」が最多受賞でエミー賞の記録を更新。

日本でもスターチャンネルで放送中のドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」がドラマシリーズ部門作品賞を含む12賞を受賞。2000年に「ザ・ホワイトハウス(原題:The West Wing)」が9冠を獲得した記録を更新。エミー賞史上最多の受賞に輝いた。

参照元:VOGUE JAPAN

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