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「ほうれい線ができる一番の原因に驚き…!」できてしまったほうれい線のケアも解説【美容専門医】

  • 2022.4.16
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40歳も過ぎれば、鏡を見るたびに気になるのが、顔に刻まれるほうれい線。シワやシミなど、ほかの老化トラブルと同様、肌の衰えが一番の原因と思っている人も多いでしょう。しかし、ほうれい線ケアのスペシャリストであり美容専門医の黒田愛美先生によれば、ほうれい線は肌以外の部分の老化が大きく影響していると言います。どういうことなのでしょうか。

ほうれい線の原因は何?

一番の原因は顔の骨の萎縮!

「ほうれい線の原因」と検索すると、コラーゲンの減少、表情筋の衰えなどのキーワードが多く出てきます。しかし、黒田先生によれば、それらも一因にはなるものの一番の原因ではないと言います。

一番の原因は老化で顔の骨が委縮することと、顔の脂肪が減少することにあります。これらが同時に起こることで顔にたるみが生じ、ほうれい線ができるのです。

加齢とともに顔の骨は小さくなります。こめかみがへこんできたり、頬骨がへこんできたりしている高齢の女性を見たことがあるでしょう。

そして、顔の骨が小さくなると同時に、皮下組織、つまり顔の脂肪は加齢と共に減少していきます。それに加えてコラーゲンの減少や表情筋の衰えといった要素が加わってほうれい線ができてしまうのです」(黒田先生)

顔の骨が委縮……。ちょっと怖い感じがしますが……。

「老化が進めば、顔だけでなく骨の委縮は進みます。ほうれい線を防ぐには、理想的には若いうちから老化のスピードをできるだけ遅くする努力が必要です」(黒田先生)。

ほうれい線をケアする方法は…

老化スピードを抑えることから始めて

しかし、多くの女性はほうれい線ができてから対策を始める人が多いでしょう。

「できてしまったほうれい線は、高機能の化粧品などで目立たなくすることはできますが、なくすことはできません。

ただし、老化のスピードを抑えることはできます。それには、毎日の生活習慣が大切です」(黒田先生)。

腸内環境を整える生活を

老化のスピードを抑える生活習慣のポイントは以下のとおりです。

・ 規則正しい生活を送る

・バランスの良い食事をとる

・良質の睡眠を取る

・適度な運動を心掛ける

なかでも、食事はとても重要だと言います。

「私は白砂糖、グルテン、乳製品に含まれるカゼイン、加工食品を極力控えるようにしています。大切なのは、腸内環境を整えることです。どんなに良い栄養をとっても、腸内環境が荒れていては体内に吸収できません」(黒田先生)。

できてしまったほうれい線へのスペシャルケア

できてしまったほうれい線は、なくすことはできない……。しかし、美容外科のケアなら、なくすことができると言います。どんな治療が受けられるのでしょうか。

「ほうれい線の基本的なケアは

・ ハイフ(高周波治療)

・ヒアルロン酸注入

・糸リフト

の3点セットになります。ハイフで肌にハリを与え、ヒアルロン酸注入で肌に膨らみを与えます。仕上げに肌に溶ける特殊な糸で引き上げることでほうれい線をなくすことができます」(黒田先生)。

ヒアルロン酸や糸は、多くすればするほど効果は実感できるが、価格も比例すると言います。

「ヒアルロン酸は1本から、糸は2本から試すことができます。糸は多いとダウンタイムに時間がかかることがありますが、少なければ目立つことはありません。お試しで始めてみるのも良いかもしれません」(黒田先生)。

価格は使っている原料やクリニックで差があるものの、相場は初回で5万円くらいからだそうです。

価格だけでなく、医師の技術や経歴、どんな製剤を使っているかをチェックしてクリニックを選んでほしいと思います」(黒田先生)。

まとめ

若いうちからほうれい線予防……。できている人は本当にひと握りではないでしょうか。でも、これからでも、老化のスピードは抑えられるということ。まずは生活習慣を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか!

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取材・文:mido

ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。


監修者:医師 黒田愛美先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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