絶景の海景色で癒されたい。日本全国の’’美しい海の見える’’鉄道路線10選

海に囲まれた日本には、海沿いを走る鉄道路線が多く存在しているのをご存知ですか？今回は、日々の生活でくたびれた心を癒すべく、絶景の海景色を楽しめる鉄道の路線を、その路線内にあるわざわざ途中下車したい駅と共にを10個ご紹介します。日本海、太平洋、瀬戸内海など、海に応じて分けてご紹介するので、あなたの旅先にピッタリな路線を探してみてくださいね！（なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。）

【日本海】

1. JR五能線 / 秋田県～青森県

まず初めにご紹介するのは、「五能線（ゴノウセン）」です。この路線は、秋田県の「東能代（ヒガシノシロ）駅」から青森県の「河部駅」をつなぐ鉄道路線で、冬の寒い時期以外には「リゾートしらかみ」が運行されていることで有名な海沿いを走る路線です。

この路線はほぼすべての区間で車窓から海を見ることができますが、おすすめは「深浦（フカウラ）駅」周辺。駅のすぐ裏側には日本海とそこに点在するゴツゴツした岩の景色が広がっており、途中下車するのにもピッタリなんですよ。

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深浦駅

2. JR信越本線 / 新潟県

続いてご紹介するのは、「信越本線」です。信越本線は群馬県や長野県を走る区間もありますが、海の絶景が楽しめるのが、新潟県の「直江津（ナオエツ）駅」から「新潟駅」までの区間。特に「直津駅」から「柏崎駅」は海沿いを走るので、絶対乗車したい区間ですよ。

海の見える区間の中で最も絶景だと言われるのが「青海川（オウミガワ）駅」。駅のホームのすぐ向こう側に海が広がる景色は、電車マニアはもちろん旅好きの間でも人気上昇中のスポットなんです。夕日を眺めながらの電車旅も信越本線がおすすめですよ。

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青海川駅

3. JR山陰本線 / 京都府～山口県

続いてご紹介するのは、「山陰本線」です。この路線は、京都府から山口県までの長い範囲を結ぶ路線で、多くの区間は日本海の海沿いを走るためほとんどの場所で海を眺めることができます。

高さ40メートルを超える橋の近くに位置する兵庫県の「餘部（アマルベ）駅」では、海と集落と山のコラボレーションを上から眺めることができます。また、島根県の「田儀（タギ）駅」も、国道9号線を隔てた向こう側がすぐ海となっており、壮大な海の景色を見られますよ。

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餘部駅

田儀駅

【太平洋】

4. 三陸鉄道リアス線 / 岩手県

続いてご紹介するのは、「三陸鉄道リアス線」です。ここは、2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県にある鉄道です。震災前はJRが管轄していた旧山田線と、三陸鉄道が管轄する北リアス線と、南リアス線に分かれていましたが、2019年の3月に区間の全てが三陸鉄道リアス線として開通しました。

岩手県の北側に位置する「堀内（ホリナイ）駅」では、太平洋の絶景と漁港を眼下に眺めることができます。また、「恋し浜（コイシハマ）駅」は、駅周辺の集落と山からのぞく太平洋を見ることができますよ。恋し浜駅では、地元の名物であるホタテ貝を使用した絵馬も書くことができ、恋人の聖地としても知られています。

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堀内駅

恋し浜駅

5. 伊豆急行線 / 静岡県

続いてご紹介するのは、「伊豆急行線」です。この路線は、温泉地としても有名な静岡県の伊豆半島の東側の海岸沿いを走る路線で、一度は乗ったことのある方も多いのではないでしょうか。「片瀬白田（カタセシラタ）駅」から「伊豆稲取（イズイナトリ）駅」間は、まるで海の上を走っているかと錯覚するほど、海のすぐそばを通ります。

また、途中下車して絶景を楽しめる無人駅が「伊豆北川（イズホッカワ）駅」。切り立った崖の上に位置するこの駅には視界を遮るものがなく、眼下に広がる太平洋とその海岸線を眺めることができます。伊豆への温泉旅行の前にこの伊豆北川駅でただただ海を眺めてみては？

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片瀬白田駅

伊豆北川駅

6. 東海道線 / 神奈川県

続いてご紹介するのは、「東海道線」です。この路線は、東京都からの名古屋、大阪まで走る線になっています。神奈川県小田原から静岡県熱海へ向かう途中の「早川（ハヤカワ）駅」から「根府川（ネブカワ）駅」間は相模湾を眺めることができ、贅沢な景色が楽しめますよ。

中でも小田原市の「根府川（ネブカワ）駅」は相模湾に面した崖の上にある無人駅なんです。駅前、ホームから見える相模湾の景色は息を飲むほど美しく、心が浄化されること間違いなしでしょう。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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根府川駅

【瀬戸内海】

7. JR瀬戸大橋線 / 岡山県～香川県

続いてご紹介するのは、「瀬戸大橋線」です。この路線は、香川県と岡山県を結ぶ路線で、途中の「宇多津（ウタヅ）駅」から「児島（コジマ）駅」間は、瀬戸大橋を通る「海の上を走る路線」なんです。右手にも左手にも海を眺めることができ、贅沢な景色が楽しめますよ。

約15分で本州から四国へ渡り切ってしまいますが、そのわずかな時間の海の景色を楽しむために週末には多くの方で賑わう路線でもあります。また「児島駅」は、ターミナル駅のようにかなりのホームがありますが、わずかに児島観光港も眺められるので、ぜひ海の景色を楽しんでくださいね。

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児島駅

瀬戸大橋 (JR瀬戸大橋線)

8. JR愛ある伊予灘線（予讃線） / 愛媛県

続いてご紹介するのは、「愛ある伊予灘（イヨナダ）線」です。この路線は、香川県から愛媛県を結ぶ「予讃（ヨサン）線」の内「伊予市駅」から「伊予大洲（イヨオオズ）駅」の海周りのルートを指す愛称で、かの有名な「下灘（シモナダ）駅」のある路線です。

夕暮れ時の下灘駅は絶景なので途中下車して訪れたい場所ですが、下灘駅の隣駅の「串駅」も隠れた海の絶景を楽しめる駅なんです。串駅を出て海とは逆側の山から眺める伊予灘線と串駅、その奥に広がる瀬戸内海の景色は素朴だけど息をのむような美しさですよ。

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下灘駅

串駅

【その他の海】

9. 肥薩おれんじ鉄道 / 鹿児島県～熊本県

続いてご紹介するのは、「肥薩おれんじ鉄道」です。この路線は、鹿児島県と熊本県を結ぶ鉄道で、おしゃれな観光列車「おれんじ食堂」が走る路線としても知られています。ここでは、壮大な東シナ海と、波も穏やかな内海を両方眺めることができる路線として知る人ぞ知る人気の路線なんです。

特に東シナ海を眺めることができる区間は「薩摩高城（サツマタキ）駅」から「牛ノ浜駅」までで、九州本島と天草諸島の間にある八代海（ヤツシロカイ）を特に眺めることができる区間は「たのうら御立岬公園（オタチミサキコウエン）駅」から「日奈久温泉（ヒナグオンセン）駅」間です。観光列車に乗って大人の列車旅をするのもおすすめですよ。

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たのうら御立岬公園駅

10. 大村線 / 長崎県

最後にご紹介するのは、「大村線」です。この路線は長崎県佐世保市の「早岐駅（ハイキエキ）」から長崎県諫早市の「諫早駅（イサハヤエキ）」を結ぶ九州旅客鉄道です。海の横を駆け抜ける大村線から見える景色は絶景です。

中でも「千綿駅（チワタエキ）」が九州で一番有名な海を見ることのできる駅のではないかと言われています。柵などの遮る物一つなく目の前に広がる大村湾は開放的で、目にしたすべての人の心を奪うこと間違いなしでしょう。

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千綿駅

鉄道と海でリフレッシュ旅を！

今回は、絶景の海景色を楽しめる鉄道の路線を、その路線内にあるわざわざ途中下車したい駅と共にを10個ご紹介しました。どの路線にも美しい海景色が広がっていて今すぐ行きたくなりますね！なお、今回ご紹介した駅の多くは無人駅であり、時には1時間~3時間程度電車が来ないこともあります。途中下車する際はぜひあらかじめお調べくださいね。（なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。）