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WindowsとMacって、そもそも何が違うの?【パソコンの素朴なギモン】

  • 2023.1.20
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過去に遡ればWindowsにしかできないことMacにしかできないことがありましたが、現在は正直なところそんなに違いはないような…。そこで今回は、改めてWindowsとMacの相違点を解説します。用途に合った1台を見つけてみてください!

WindowsとMacの違い①:OS

WindowsとMacの間で大きな違いがあるのはOS(オペレーション・システム)と呼ばれるコンピューターを司るシステム。Microsoftが開発する「Windows」とAppleが開発をしている「macOS」とに分かれます。

WindowsとMacの違い②:操作性

パソコンを操るキーボードはほぼ配置は同じですが、Windowsの「Ctrl」キーとAppleの「control」キーは役割が異なります。Macでは、「Ctrl」キーの役割を「command」キーが果たします。配置も若干異なるので、買い替えると操作に若干戸惑うかもしれません。

また、マウスの代わりとなるトラックパッドにも違いがあります。Macのトラックパッドは3本指、4本指のジェスチャーでもしっかりと認識してくれ、かつ反応もいいのが特徴です。

WindowsとMacの違い③:ソフト

古くはWindowsやMacいずれのパソコンでしか扱えないというソフトがありましたが、現在はMacが開発している独自のソフト以外は大手メーカーのソフトを扱うことができます。Microsoftが提供しているOfficeもMacで扱えます。

ただしマイナーなビジネス系ソフトや無料で配布されているソフトは圧倒的にWindowsのほうが数が多いです。

WindowsとMacの違い④:デザイン

Macは、Apple社が形状や材質などにもこだわってOSから部品まで製造しており、統一性のある研ぎ澄まされたデザインが特徴です。ただし、Windows製品と異なり、ユーザーが独断で修理やカスタマイズが難しく、故障した際はAppleに修理を依頼する必要があります。

その点、Windows製品はOSをMicrosoft製で各部品を複数のメーカーが製造し組み立てているので、修理やカスタマイズは自由です。各メーカーによってデザインが豊富に存在するため、Apple製品のようにデザインの統一性はありません。

WindowsとMacの違い⑤:製品数

Windowsはさまざまなメーカーから発売しており、製品数は雲泥の差。近年はノートパソコンとタブレットが一体化しているモデルも発売されています。また部品を集めて自分だけのパソコンを作り上げることもできるので、製品数は無限大といえます。

一方、Apple社が全てを手掛けているMacはディスプレイと本体が一体化した「iMac」とセパレート型の「Mac mini」「Mac Studio」、ハイブリッドモデルの「Mac Pro」、ノートパソコンの「MacBook Air」「MacBook Pro」がありますが、製品数は少ないです。

WindowsとMacの違い⑥:性能

Macはどの製品もある程度の性能が担保されていますが、Windows製品は性能が低いモデルからものすごく高いモデルまで豊富に取り扱っています。そのため、一概にWindowsが高い、Macが高いとは断定できません。ただし、Mac製品と同程度の性能のパソコンをWindows製品で見つけようと思ったら、安い価格で手に入れることが可能です。

WindowsとMacの違い⑦:スマホ連携

iPhoneユーザーが大半を占めている日本ですが、自社でOSから部品まですべてをまかなっているため、Macとの連携だけでなくAppleデバイスとの相性が良いです。今後はmacOSとiOS、iPad OSとの連携がさらに深まっていくと見られており、より使いやすくなっていくでしょう。

一方、Windowsですが、そもそもWindows mobileが普及しておらず、連携云々まで話が進んでいません。アプリマーケットはありますが、アプリは少なめです。

WindowsとMacの違い⑧:市場のシェア

日本では所有している方が多い印象のMacですが、世界的にはMacは少数派で、Windowsがほとんどの市場シェアを占めています。

多くの人が使っているということはそれだけ情報も豊富で、設定の仕方やトラブルが発生した際も簡単に解決することができるため、Windowsを使ううえで大きなメリットと言えます。

WindowsとMacの違い⑨:価格(コスパ)

性能の項目でも触れましたが、同等の性能で圧倒的にWindowsの方が安い端末が存在します。「できるだけ安く性能が良いパソコンがほしい」という方はWindows製品を選択するのがよいでしょう。

迷ったら両方買うという選択肢もあります

いかがでしたでしょうか?

今回は「そぼくなギモン」と題しWindowsとMacの違いを説明してきました。WindowsとMacどちらかのパソコンでなければ絶対ダメということはないので、好みや予算に応じていずれかを、あるいは両方買うという選択もアリだと思います。両方使えて損はありませんよ。



ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。
編集:TRILLニュース