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マドンナが『マテリアル・ガール』のPVで着用した伝説のドレス、8年ぶりにオークションに登場。

  • 2022.4.14
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マリリン・モンローにインスパイアされてマドンナが着用したピンクのドレスが、再びオークションにかけられることになった。

「マテリアル・ガール」のビデオクリップでのマドンナ。(ハリウッド、1985年) photography: Abaca

落札予想価格は20万ユーロ(約2697万円)!? マドンナが1985年に発表した「マテリアル・ガール」のビデオで着用したドレスが、カリフォルニアのオークションハウス「ジュリアンズ」が主催する「ミュージック・アイコン・オークション」イベントに出品される。鮮やかなピンクのサテンのドレスは、もともと『グッバイ、ノーマ・ジーン(Goodbye, Norma Jean)』というマリリン・モンローの伝記映画のために作られたもので、マドンナがその映画を制作したハリウッドのスタジオから借りたものだった。マドンナは、映画『紳士は金髪がお好き』で、マリリンと衣装デザイナーのウィリアム・トラヴィーラのサインが入ったこのドレスが注目された伝説的シーンのひとつを再現したいと考えたのである。2014年、このドレスは過去にオークションに出品され、5万9375ドル(約744万円)で落札されていた。

カルト的なドレス

「ミュージック・アイコン・オークション」では、「マテリアル・ガール」のビデオに登場するドレスが出品される。photography: Abaca

「女優マリリン・モンローが着用した最も神話的な衣装のひとつ」。マリリン・モンローにオマージュを捧げたこのドレスを、ジュリアンの広報担当者はこう表現した。ピンクのサテン製で、ボディスとギャザースカートで構成され、背中の中央部分にスリットが入っている。注目すべきは、ウエストにあしらわれた黒いオーガンジーでできた大きなリボン。鮮やかなピンクのサテンのオペラグローブ、白いフェイクファー、ラインストーンのブレスレットなどが出品され、5月20〜22日までハードロックカフェ・ニューヨークとジュリアンズのウェブサイトjuliensauctions.comでオークションが開催される。

NFTドレスルーム

映画『紳士は金髪がお好き』でのマリリン・モンロー。(1953年、ハリウッド)photography: Getty

映画「エビータ」でのアイボリーのドレス、「ヴォーグ」でアメリカン・アワード受賞など......。ジュリアンズは、その他にマドンナがかつて着ていたアイテムや洋服も販売する予定だ。「マテリアル・ガール」のドレスの場合、オークションハウスは「マドンナが実際に着用したドレスをデジタルで表現した」NFT(非代替性トークン)バージョンも提供することを決定したと、ジュリアンズは説明している。いま一度、ビデオクリップを楽しむこともデジタルな楽しみのひとつだ。

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