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任天堂旧本社社屋がホテルに!丸福樓が京都にグランドオープン。

  • 2022.4.13
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京都に新たに個性あふれるホテルが誕生した。丸福樓(まるふくろう)が位置するのは、1889年より歴史を刻んできた、任天堂の創業地にあたる京都・鍵屋町。正面通に面し、任天堂創業者・山内家の住居として利用された旧本社社屋が、全18室のホテル、ホテル、丸福樓として生まれ変わった。ホテル名には、1947年に設立された任天堂の前身で、主にかるた・花札・トランプの製造販売を行っていた株式会社丸福の屋号を使用。

1930年竣工の南北に連なる3棟のRC造の任天堂旧本社社屋を「既存棟」として、そしてその一部を解体修復したものと、今回、新たに建物を増築した「新築棟」で構成される。既存棟の設計監修は、世界的建築家・安藤忠雄が務めた。外観だけでなく、内装もできる限り当時の面影を残し、旧本社社屋の建設当時の風格を保ちつつ現代の新鮮な空気を纏ったホテルとして復元している。

客室は、ルーフトップテラス併設の丸福樓スイート(既存&新築棟)、露天風呂と和室併設のジャパニーズスイート(既存棟)など、7つのスイートを含む全18室。既存棟は当時の建築様式や内装を活かし、新築棟はシンプルでスタイリッシュな居住性の高い空間を創出した。内装や調度品は、すべての客室で異なっており、泊まるたびに新しい発見をもたらす。

レストラン カルタ(carta.)は、料理家の細川亜衣氏が空間デザインと料理メニューを監修。季節の食材を活かした体に優しい無国籍料理のラインアップを取り添えた。「客室の延長である第二のリビング」感覚で寛げるラウンジでは、飲み物や軽食を、夜の時間帯は夜食を用意している。創業家の山内家がプロデュースし、山内家の解釈による任天堂の歴史や創業の理念を表現した空間、ライブラリー dNa(でぃーえぬえい)は、ライブラリーの機能だけでなく、ラウンジとしても利用可能だ。

オールインクルーシブ制となり、レストランでの夕食・朝食に加え、ラウンジでの軽食や飲み物、客室ミニバーも宿泊料金に含まれるので、自由に利用できる。

丸福樓(まるふくろう)

開業日/4月1日(金)

場所/京都府京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342 

075-353-3355

https://marufukuro.com

Text: Aya Hasegawa

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