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【六本木】泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅰ 日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京 5月18日まで

  • 2022.4.11

六本木にある泉屋博古館東京では5月18日までリニューアルオープン記念展Ⅰ 日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京が開催中です。

出典:リビング東京Web
泉屋博古館東京リニューアル

泉屋博古館(せんおくはくこかん)東京(旧・泉屋博古館分館)は、泉屋博古館(京都・鹿ケ谷)の分館として、東京・六本木一丁目の住友家旧麻布別邸跡地に2002年10月開館しました。 2019年末より改修工事のため休館していた泉屋博古館分館は、2021年4月に泉屋博古館東京へと改称しました。リニューアルの際には展示スペースの増設、ミュージアムグッズコーナー、講堂、カフェ等が新設されました。

泉屋博古館とは

近代日本画は、住友家第15代当主である住友吉左衞門友純(号・春翠)を中心に収集され、賓客をもてなす調度として邸宅内に飾られていました。住友の日本画コレクションは、座敷飾りを意識した吉祥画や季節のうつろいを感じさせる花鳥画が多いと言われています。 世界的な青銅コレクション、中国絵画、日本の古画や工芸西洋絵画に至るまで幅広い美術コレクションを所蔵しています。

リニューアルした泉屋博古館東京は、モダンなブティックorカフェのような洒落た外観です。

出典:リビング東京Web
展覧会の見どころ
1.日本画コレクションの全貌を公開 過去最大規模で住友日本画コレクションの公開。初公開、新収蔵品を含め約50点の公開(前・後期含め)。
2.三都の画家大集結 大阪・京都・東京でそれぞれ活躍した画家の作品から構成されています。各都市の巨匠から今では忘れ去られた画家まで幅広く紹介します。
3.各都市のロールカラーを紹介 各都市の日本画について個々の特徴の紹介。(共通点と違いについて)
出典:リビング東京Web

展示風景

出典:リビング東京Web

展示風景

展示作品の一部を紹介したいと思います。

(東京画壇)

展示室の掛け軸の作品のサイズと、屏風の作品のダイナミックな画風に圧倒されます。 右手の作品は、狩野 芳崖《壽老人》の作品です。「近代日本画の父」と称され、芳崖が描いた壽老人の中でも最大級の作品です。力強い筆さばきと墨によるグラデーションの陰影表現にも注目です。いち早く西洋美術の表現を摂取した作品と言われています。

※特別に許可を得て撮影しています。

出典:リビング東京Web

左:高島 北海《草花図屏風》(1913) 右:狩野 芳崖《壽老人》(1877〜82)

下の屏風は、高島 北海の《草花図屏風》です。植物学を学んだ自然科学者でもあります。繊細な筆致で、植物図鑑のように丁寧に描かれています。色使いも自然な感じで描かれています。

出典:リビング東京Web

高島 北海《草花図屏風》(1913)

出典:リビング東京Web

展示風景

(大阪画壇)

上島鳳山の《十二ヶ月美人》の作品、12か月分が一挙に展示されており、美人画の着物の色使いが鮮やかな作品もあります。3か月毎に表具の裂地(きれじ)を変えています。季節ごとに表具も楽しむという趣が感じられる作品です。

出典:リビング東京Web

上島鳳山《十二ヶ月美人》(1909)

(京都画壇)

日本神話をテーマにした作品です。光を描いている部分が見どころの作品です。

出典:リビング東京Web

原田 西湖《乾坤再明図》(1903)

木島櫻谷(1877-1938)は京都の日本画壇を代表する画家のひとりです。 大阪茶臼山にあった住友家本邸で来賓の際に飾られた作品です。金地に山桜と新緑の柳を画面いっぱいに描かれたダイナミックな作品。まるで展示室内でお花見をしているような気分になりました。桜の花びらの描き方にも注目です。

出典:リビング東京Web

木島櫻谷《柳桜図》(1917)

HARIOカフェで一服

コーヒー器具メーカー「HARIO」直営のカフェが併設されていますので、名画を鑑賞後コーヒーでちょっと一息、休憩もできます。コーヒー器具やティー器具もディスプレイ、販売もされています。

出典:リビング東京Web

日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京の作品展では、「面の東京」「線の京都」「点の大阪」といった各都市の画家について独自の美術文化を紹介しています。各都市の趣と美術文化を背景にした日本画の特徴と違いを、実際に会場でご覧になってみてはいかがでしょうか。

泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅰ 日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京 https://sen-oku.or.jp/program/20220319_nihongatriangle/ 泉屋博古館東京(東京都港区六本木1-5-1)5月8日まで 午前11時 ~ 午後6時(入館は午後5時30分まで) *金曜日は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで) 休館日:月曜日 観覧料金:一般1,000円 高大生600円 中学生以下無料 アクセス:東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅 泉ガーデン1F出口より屋外エスカレーターで徒歩3分、 日比谷線「神谷町」駅より徒歩10分 銀座線・南北線「溜池山王」駅より徒歩10分

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