「贐」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は？

今回ご紹介する言葉は「贐」。

画数が多く、難しい漢字に見えますね。

これを知っている方は漢字のプロかもしれません。今回は4文字で読み方を考えてみてくださいね。

さて、一体なんと読むのかわかりますか？

「贐」の読み方！

では、早速「贐」の読み方を発表します。

「我が儘（わがまま）」の「儘」と似ていますが、「まま」と読んだ方は、不正解！

例えば「卒業生に贐の言葉を贈る」や「旅立ちを祝って贐を贈る」のように使います。

「は」から始まる4文字の言葉といえば…？

ここでもう1つヒントを出しましょう。

もともとは「馬の鼻向け」と言われていた言葉です。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか？

正解は「はなむけ」でした！

「贐」の豆知識

では、「贐（はなむけ）」とはどういう意味なのでしょうか。

旅立ちや門出を祝って金品・詩歌、挨拶の言葉などを贈ること。また、その贈るもの。

出典：北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店（2017年4月1日版）p.1429

 

物だけでなく、詩歌や言葉なども「贐」の贈り物として用いられます。

ほかの漢字では「餞」と書くことも可能です。

「馬の鼻向け」と言われていた、と上述しましたが、昔は旅立つ人の目的地に馬の鼻を向けて道中の安全を祈ったと言われているんだそう。

ちなみに、「贐」はほかに「おくりもの」という読み方もあります。

まとめ

いかがでしたか？

「贐」は「はなむけ」と読みます。

旅立ちは悲しいものですが、新たな門出と思って背中を押してあげたいですね。

旅立つ人を祝うためにみなさんも機会があればぜひ「贐」を贈ってあげましょう。