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「玄い」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.5.30
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今回ご紹介する言葉は「玄い」。

「玄米(げんまい)」や「幽玄(ゆうげん)」のように使うことが多い「玄」に送り仮名をつけたものですが、一体なんと読むのかわかりますか?

言葉そのものは小さな子どもでも知っていますが、「玄い」と書くことはあまりないので読むのは難しいかもしれません。

さあ、一緒に読み方を考えてみましょう!

「玄い」の読み方!

では、早速「玄い」の読み方を発表します。

「げんい」と読んだ方は、不正解!

ヒントは、色を表す言葉です。

明るい色ではなく、暗い色の名前ですよ。

「玄い」色をしているものとしては、墨やインク、カラスや石炭などが挙げられるでしょう。

有名なキャラクターだと、カオナシやくまモン、ダースベイダーなども「玄い」イメージが強いかもしれません。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「くろい」でした!

「玄い」の豆知識

では、「玄い(くろい)」とはどういう意味なのでしょうか。

①黒の色をしている。また、黒みを帯びている。
②悪事・不正を感じさせる。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.514

 

色を表す以外にも、悪いことがありそうなときにも使う言葉です。

ほかには「蟻い」や「緇い」とも書けます。

では、「玄」の漢字の成り立ちについて見ていきましょう。

「玄」は、糸束をねじった形から作られました。

「玄」に「くろい」という読み方があるのは、このとき使われていた糸の色が黒だったためです。

黒色は奥深さを感じさせる色味でもあることから、「玄」には「ふかい」や「しずか」などの意味もあります。

まとめ

いかがでしたか?

「玄い」は「くろい」と読みます。

「黒い」以外にも「くろ」を表せる漢字があるなんて驚きですね。

この機会にぜひ「玄い」の読み方を覚えてみてください。