「素魚」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は...？

今回ご紹介する漢字は「素魚」。

「素直」、「素材」に用いる「素」と「魚」で構成された熟語です。

一体なんと読むのでしょうか？

「素魚」の読み方！

もしかすると、「そぎょ」や「もとざかな」と読みたくなるかもしれませんが、どちらも違います。

魚偏で構成される漢字のように、「素魚」も魚を表します！

さて、「素魚」と言えば、踊り食いが有名です。

また「白魚」と表記することもありますが、「しらうお」ではないので注意が必要です。

もうお分かりでしょうか？

正解は「しろうお」でした！

「素魚」の意味は？

まず、「素魚（しろうお）」について国語辞典で調べてみましょう！

琵琶（ビワ）湖などに産する、小さい透明な淡黄色の魚。シラウオとは別。

出典：山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂（2020年11月20日第八版、青版）p.773

 

しろうおは「素魚」の他、シラウオと同じく「白魚」と表記されることもありますが、「シラウオ」と「しろうお」は全くの別物です。

同じく「白魚」と表記する「しらうお」についても国語辞典で調べてみましょう！

近海でとれる、小形でほっそりした硬骨魚。からだは半ば透き通り、味は淡泊。〔シラウオ科〕「ーのような〔=（若い）女性特有の白くて細い〕指」

出典：山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂（2020年11月20日第八版、青版）p.767

 

踊り食いで有名な「素魚（しろうお）」はハゼ科、褒め言葉として用いられる「白魚（シラウオ）」はシラウオ科の魚なのです。

混同しないよう気を付けてくださいね！

まとめ

いかがでしたか？

「素魚」は「しろうお」と読みます。「しろうお」は「白魚」と表記することも可能ですが、「しらうお」とも読めます。

「素魚」の漢字を用いて、紛らわしさを是非回避してくださいね！