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「肌理」=「はだり」?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.6.26
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今回ご紹介する言葉は「肌理」です。

「肌」「理」どちらもそこまで難しく思えない、そんな方が多いかと思います。

ただ、この2つが組み合わさると、ちょっと意外な読み方になりますよ。

この機会に、なんと読むのか考えてみてください!

「肌理」の読み方!

そのまま「はだり」と読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら不正解です。字面からその読み方にたどり着くことは難しいかも…。

お困りの方のために、ここでヒント!

正解はみなさんも聞いたことがあるはずのもの。化粧品のCMなどでよく耳にする、あの2文字ですよ。

いかがでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「きめ」でした!

「肌理」について

「肌理」と書いて「きめ」と読む。「きめ」はみなさんもよくご存知の言葉かと思いますが、漢字表記されることはそう多くはありませんよね。驚かれている方も多いのではないでしょうか。その他「きり」と読むこともあります。

さて、それでは意味の確認に移りましょう。「きめ」は辞書に以下のように記されています。

き‐め【木目・肌理】
〘名〙
① 樹木、木材の表面に見られる、年輪などのつくり出す模様。もくめ。
② 人の皮膚や物の表面に見られる細かいあや。また、肌ざわり
③ (「きめが細かい」などの形でいう) 物事をする際の配慮。心くばり。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

また、「きり」は辞書に以下のように記されています。

き‐り【肌理】
〘名〙
① 皮膚のきめ。はだあい。〔杜甫‐麗人行〕
② 材木の木目(もくめ)。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

文字通り「肌」に関する意味などがありました。

ここで、引用文を見てお気づきかと思いますが、「肌理(きめ)」には「木目」という別表記もあります。

「肌理」に「木目」、パッと見ただけでは別物にしか見えないかもしれませんが、同じ読み方・意味の言葉です。この機会に、どちらも覚えておいてくださいね!

まとめ

「肌理」は「きめ」や「きり」と読みます。

今回の「肌理」のように、普段は平仮名や片仮名で書く言葉の中にも、漢字表記があることもしばしば…。今後もそんな難読漢字をご紹介させていただきますね!