1. トップ
  2. 「投壺」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

「投壺」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.8.23
undefined

子供の頃に楽しかったことといえば、友達との「遊び」が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

球技に鬼ごっこやゲームなど、きっと様々な楽しい思い出があることでしょう。

さて、今回はそんな「遊び」に関連した言葉「投壺」をご紹介します。

「投壺」の読み方!

文字通りに「とうこ」と読んでも正解です。

しかし「投壺」にはまだ別の、ちょっと変わった読み方があります。初見で答えを当てるには、時間がかかるかも…。

それでは、ここでヒント!「投壺」を正しく読むために、特別なものは必要ありません。「投」「壺」、それぞれの読み方をどう組み合わせるかが鍵となっています。

いかがでしょう、なんとなくでも答えが掴めたでしょうか。

それでは、正解を発表します。

正解は「つぼなげ」でした!

「投壺」について

なんと「投」「壺」の読み方が前後に入れ替わっていました。

また「投壺」は「つぼうち」と読むこともできます。こちらも「つぼなげ」と同様に「壺」の読み仮名が前に来るものです。「つぼなげ」と併せて覚えておいてください!

さて、読み方は分かりましたが、意味はまだ定かではありません。

「投壺」は「遊び」に関連していると先述しましたが、まさか壺を投げる「遊び」なのでしょうか。確認のためにも、辞書を見ておきましょう。

とう‐こ【投壺】
〘名〙 中国から伝わった遊戯の一つ。奈良時代日本に伝来。後世、江戸時代、天明・寛政(一七八一‐一八〇一)の頃に流行したものは、壺をはさんで等距離に向かいあい、その地点から矢を投じて壺へのはいり方や数で点数を争って遊んだ。つぼうち。つぼなげ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

壺“を”投げるのではなく、壺“に”投げ入れる遊びでした。引用文から察するに「輪投げ」や「射的」に近いと言えるかもしれません。

また、この「投壺」を模して作られたと考えられている「遊び」があります。それは「投扇興(とうせんきょう)」です。「扇落し(おうぎおとし)」とも呼ばれ、的に向かって扇を投げ、的の落ち具合や扇の開き具合などにより得点を競います。

まとめ

いかがでしたか?

「投壺」は「とうこ」「つぼなげ」「つぼうち」と読みます。

今後も「投壺」のような難読漢字を、たくさんご紹介させていただきますね!