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ウィル・スミスによるビンタ事件の“もう1人の被害者”、グラミー賞で事件をジョークに

  • 2022.4.4

第94回アカデミー賞授賞式でウィル・スミスがクリス・ロックをビンタした事件で、この事件の騒動によって自身の受賞の注目度が下がってしまったクエストラヴが、グラミー賞授賞式でこの一件をジョークにした。(フロントロウ編集部)

ウィル・スミスによるビンタ事件の“もう1人の被害者”クエストラヴ

第94回アカデミー賞授賞式の生放送中に、ウィル・スミスが妻ジェイダ・ピンケット・スミスの坊主をプレゼンターのクリス・ロックにジョークにされたことに腹を立て、クリスをビンタした事件。ジェイダの坊主ヘアは脱毛症に悩んだ末のものだったが、クリスがこのことを知っていたかは定かではない。

画像: ウィル・スミスによるビンタ事件の“もう1人の被害者”クエストラヴ

この事件が起きてからは、アカデミー賞関連の話題はこのことで持ちきりとなり、今なお連日続報が報道されるなど、ビンタ事件は今年の受賞結果以上に注目を集めることとなった。そうした観点から、この事件の“もう1人の被害者”となったと言えるのが、監督した映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』で今年の長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したクエストラヴ。

奇しくも、ウィルにビンタされたクリスが発表した長編ドキュメンタリー映画賞の受賞者となり、受賞スピーチを行なったクエストラヴだったが、ビンタ事件の直後は多くの人々がこの事件に動揺していたために、彼が受賞したという事実や彼のスピーチへの注目度が薄れてしまった。

クエストラヴがグラミー賞授賞式でウィル・スミスのビンタ事件に触れる

バンド、ザ・ルーツのドラマーとしても活動するクエストラヴは、4月3日(日本時間4月4日)に米・ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催されている第64回グラミー賞授賞式にプレゼンターとして出席。

画像: クエストラヴがグラミー賞授賞式でウィル・スミスのビンタ事件に触れる

年間最優秀楽曲賞のプレゼンターを務めたのだが、クエストラヴはステージの上でウィル・スミスのビンタ事件に言及。

「さて、これからこの賞を発表するわけですけど、皆さんが500フィート離れてくれると信じていますよ」と、“ビンタしない距離を保ってください”という意味のジョークを飛ばしたクエストラヴは、「ご存知のように、これは誰かにとっての特別な瞬間ですから。今夜は彼らのための思い出を祝福しましょう」と、受賞者にとっての記念すべき瞬間を妨げないようにしようと続けた。

加えて、今年のグラミー賞授賞式では、司会を務めたコメディアンであるトレヴァー・ノアもウィルのビンタ事件をジョークに。彼は、ウィルがFワードを使いながら「俺の妻の名前を言ってんじゃねぇ!」とクリスを罵ったことをジョークにし、「これを授賞式だとは思わないでください。これはアワードを授与するコンサートです。音楽を聴き、ダンスし、歌い、『誰かの名前を言わないよう』にし、夜通しアワードの授与を続けます。それに集中しましょう」と語った。(フロントロウ編集部)

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