1. トップ
  2. 「恒山」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

「恒山」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.17
undefined

日本の国土の約60%は「山」、都市部に住んでいても、少し離れると山が見えてきますよね。

そのためか、登山もメジャーな娯楽の1つ。子供の頃に遠足で登った方も多いかと思います。

さて、今回ご紹介する言葉は、そんな山が含まれる「恒山」です。

「恒山」の読み方!

字面からそのまま「こうざん」と読んでももちろん正解。ちなみに。中国には「恒山(こうざん)」という名の山があります。

しかし、正解はもう1つあります。字面から読み方を当てることは難しいかも…。

ここでヒント!「恒山」には「臭木」という別表記があります。

…もうお分かりですね。

そう、正解は「くさぎ」でした!

「恒山」について

「恒山」と書いて「くさぎ」と読む。少なくとも、初見では読めそうにない難読漢字でしたね。

さて、それでは「恒山」の正体を辞書で確認してみましょう。

くさ‐ぎ【臭木・恒山】
〘名〙
① クマツヅラ科の落葉小高木。各地の山野に生える。幹は高さ三メートル以上になり、樹皮は灰色で、短毛が密生した桐に似た大形の卵形の葉を対生する。夏から秋にかけ、枝先に、先端が五裂した淡紫紅色の筒状花がやや密に集まって開く。果実は球形でるり色、古くから「常山の実」といって青緑色の染料に用いた。若葉はゆでて食用にし、材は下駄を作る。葉に臭気があるのでこの名がある。漢名、臭牡丹樹・海州常山。くさぎり。くさぎな。
② 植物「こくさぎ(小臭木)」の異名。
③ 植物「はまくさぎ(浜臭木)」の異名。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「臭木」の字面通り、葉が「臭」い「木」のことでした。

白く綺麗な花を咲かせ、瑠璃色の果実が付く頃には、周りを鮮やかな赤い星形の萼(がく)が覆っています。

「臭木」という名前ではありますが、花や果実の姿はとても綺麗で色鮮やかなので、興味がある方はぜひ調べてみてください!

まとめ

いかがでしたか?

「恒山」は「こうざん」の他に「くさぎ」とも読みます。

今後も「恒山」のような、植物に関する難読漢字をたくさんご紹介させていただきますね!