1. トップ
  2. おでかけ
  3. 9月19日開幕! 街とアートが融合した「神戸ビエンナーレ2015」―見どころを先取りで紹介

9月19日開幕! 街とアートが融合した「神戸ビエンナーレ2015」―見どころを先取りで紹介

  • 2015.9.18
  • 3620 views

港町・神戸で毎年行われているアートイベント「神戸ビエンナーレ」が9月19日~11月23日に開催されます。市内の美術館やギャラリーはもちろん、高架下や公園、波止場など街のいたるところに作品が展示され、神戸の街が芸術の秋一色に。今年は初めて夜の展示も実施されているので、1日かけてじっくり楽しむのがおすすめです。

街の中に現われる、現代アートの数々

今年で5回目を迎える「神戸ビエンナーレ2015」は、神戸市の中心街である三宮~元町、ハーバーランドといった港湾エリア、美術館が多い灘地区の3エリアを中心に、市内各所で繰り広げられるアートイベントです。毎回コンペティションにより作品が選ばれ、優秀作品は公園や通りなど野外にも展示されていて、道行く人も楽しませています。

メリケンパークでは写真に撮りたくなる作品がいっぱい

神戸港が目の前に広がり、ランドマークの「神戸ポートタワー」がそびえるメリケンパーク。芝生広場や通路など、あちこちに作品が点在しています。白いテントには国内外の招待作家の作品などを展示。美しい映像と自分が一体となれる作品や、「美脚写真館」と題されたユニークなトリックアートもあります。

野外に展示されている作品の中には、触ったり、扉を開けたり、中に入ったりと、作品と触れ合うことができる作品も。港町の景色も含めてひとつの作品とするものもあり、ここでしか楽しめないアートとも言えます。角度や視点、昼間や夕暮れなど時間帯によってさまざまな表情が浮かび上がり、見るたびに異なる印象を与えてくれますよ。

グリーンアートに癒される、ハーバーランド

港町神戸を代表するエリア、ハーバーランドにも商業施設が並ぶ中に作品を見つけました。巨大な木を松葉杖が支えている象徴的な作品のほか、座って休憩することができる作品など、施設の中に溶け込んだ6作品が展示されています。

夜になったら旧居留地を抜けて東遊園地へ

ブランドショップやカフェなどが立ち並ぶ三宮・旧居留地エリアを散策しながら立ち寄りたいのが、東遊園地です。ここでは「アートインコンテナ国際展」が繰り広げられています。大小15個のコンテナを並べ、その中に作品が展示されていて、この会場だけ日没~21時まで展示をおこなっています(この会場のみ11月1日まで)。今回初となる夜間展示の試みです。

神戸の民家や商店などさまざまな建物の写真を撮り、800個以上のライトを作り上げ、温かい光の街を作り上げたのは粟真由美さん。作品のなかに神戸の名所や知っているお店を見つけることもできますよ。

コンテナの中に水辺を再現し、美しいミラーボールを浮かべた吉岡沙映さんと鈴木亮太さんの作品は、豊かな水源を持つ神戸を表現しているそうです。今回大賞に選ばれた沼田真理さんの作品は、ふんわりとしたレースと光で暗闇の中に幻想的な世界を生み出しています。どの作品もコンテナ内という制限された空間に、想像力溢れる世界が詰め込まれています。

ショッピングやグルメも楽しみながら、アートと神戸を満喫

飲食店などが軒を連ねる元町高架下には、空き店舗を利用していけばなの作品を展示するなど、まだまだたくさんの作品が街中にあります。期間中は週末を中心に、まちなかコンサートや作家によるワークショップも開催されます。公式フェイスブックやホームページでぜひ気になる情報をチェックしてみてくださいね。

各会場では鑑賞券が必要な場合がありますが、全会場に入場できるチケットが前売1700円、当日2400円で販売されているのでこちらがお得です。また、メリケンパークから東遊園地までは徒歩15分ほどですが、 たくさん巡りたい人はレンタサイクルや1日乗り放題の電車やバスのチケットを利用して効率よく巡るのがおすすめですよ。おしゃれなカフェやショッピングを楽しみながら、アートな一日を過ごしてみてください。

の記事をもっとみる